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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

これ使えるかも

2022年06月06日 | 環境システム科
沖縄の赤土で三和土を作っているフローラハンターズ。
先日、沖縄の砂なるもので三和土を作ってみました。
降雨は一部土壌に染み込みますが、表面流去水として多くは谷側に流れます。
沖縄では赤土の流出対策として、水だけが海に流れるよう
途中に流れてきた土砂を沈殿させる沈砂池を設けています。
どうやらこの砂は、そこに堆積したもののようです。
これだって邪魔者。おそらく定期的にかき出しているのかもしれません。
この砂で三和土を作れたら一石二鳥。そこでさっそく作ってみたというわけです。
まず左の紙コップの中をみてください。赤い国頭マージの三和土です。
この日は製作して4日目。しかし触ってみると、まだ少し柔らかさを感じます。
それに対して左の少し白っぽい三和土は、沖縄の砂で作ったもの。
片方には川砂を半分混ぜ、もう片方は砂の追加はなし。
つまり沖縄の砂100%に消石灰とニガリを混ぜたものです。
こちらは昨日製作したものですが、触ってみてびっくり。
なんと、かちんかちんに固化しているのです。
水に浸漬した際の耐久性はまだわかりませんが、
かなり期待できそうな予感がします。
島尻マージ、国頭マージ、さらにこの沈砂池の砂も含めた実験結果は
6月16日の環境化学会で発表する予定。
今週から発表練習が始まります。
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殿堂入り?

2022年06月06日 | 学校
初夏を迎え、バラが咲き始めました。
バラといえばヨーロッパ。
誰もがイングリッシュガーデンを思い浮かべると思います。
さて植物の病気のほとんどは糸状菌、つまりカビが原因です。
日本は気温も湿度も高いため、病気天国。
したがって農薬散布がかかせません。
しかし最近は病気になりにくいバラも育種されています。
花が好きだけれどこまめな手入れができない人は
そんなバラをチョイスするといいかもしれません。
代表的な品種は「ノックアウト」。病害虫を寄せ付けないという
バラにしてはかなりインパクトのある名称がついています。
このバラは2018年、世界バラ会議で殿堂入りしました。
この会議は世界40カ国が参加する大会で3年に1度開催され、
殿堂入りするバラが決められます。
2018年から3年といえば2021年、つまり昨年でしたがコロナで開催が延期。
そこで今年2022年にオーストラリアのアデレードで開催される予定です。
さらに2025年は広島県福山市での開催が決まってます。
せっかくだから殿堂入りしたバラを育てて見たいもの。
果たしてどんなバラが殿堂入りするのでしょう。
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