我が家の東側100mほどのところに線路があり、JR五能線が走っています。
家の裏側はのっぱらだから見通しがきいて、朝晩本数は少ないけれど自宅の窓から走る汽車の姿が見えます。
すぐそばに踏切があるものだから、「カンカンカン・・・」とあの音が鳴ると、
子供たちは電車が来るとすぐに窓際に走ります。
電車乗りたい?と聞くと、「うん」と。
車社会の津軽ではそう電車に乗る機会はありません。
なので、日曜日電車に乗りに行くことに。
JR五能線もいいのですが本数が少ないし、
いずれリゾートしらかみ(現在運休中)に乗ろうと計画してるため、こちらは次の機会に。
ならば本物の電車にしようと弘南鉄道に久しぶりに乗ってみた。
私も高校生の時、黒石に住む友人の元へ遊びに行って以来です。
昔は30分に1本だった弘南鉄道も今は1時間に1本。
幸い弘前駅だと時間がつぶせるので、助かりました。
弘南鉄道に揺られること30分。
単線ワンマンカー特有の緩い雰囲気の中のんびり進む電車に子供達も喜ぶ。
黒石駅に着いてからこみせ通りまで歩いてみました。
けっこう距離があるので子連れにはつらい。
黒石は古い街なので消防屯所もレトロでおしゃれ。
3か所ある屯所はどれも雰囲気が違ってて面白いです。
こちらのこみせ通りのそばにある第三消防屯所は現役日本最古の消防車があります。
入口の戸は閉まっていますが、ガラス越しにクラシックカー風消防車が見えます。
上の火の見やぐらも登ってみたいですね。
こみせ通りに面したコミュニティスペース「松の湯交流館」内に寄りました。
大きな松の木が屋根を突き抜けている変わった建物。
前は古い銭湯だったみたいで、中に入ると浴場や番台などあって自由に見学できます。
中は改装されていて無線ランケーブルがあったり、テーブルや座敷で休憩できたりと自由に利用できます。
何よりこの雰囲気の中で勉強したり読書できるのがいいね。
カフェもあってお昼はここでつゆ焼きそばを食べました。
また入り口にはねぷた絵が飾られているのですが、
今は「疫病退散」のねぷた絵だそうで、
美しい緑の鱗に光るアマビエの目が素敵。
正面から見るとこれとは反対な絵なんですが、
あえて内側から写真撮りました。
こうすると陽の光にねぷた絵が映えて、まるで夜のねぷたを見てるかのように美しいです。
やはりねぷたは夜に明かりに灯されてみたいですからね!!
この後また黒石駅に戻り同じ弘南鉄道で弘前に戻ったのでした。
我が家から黒石は車でも20分かからない程度なのですが、
たまには電車に乗って遠回りするのも面白いですね。
あのアマビエの姿も見られました。