乙嫁語り

お気に入りの漫画を紹介します。
森薫さんの「乙嫁語り」。
前作「エマ」もイギリスのメイドが主人公の素敵な漫画でしたが、
今回の乙嫁語りも舞台設定、衣装が素晴しい。
中央アジアが舞台の話であります。
砂漠と草原の国、異なる衣装の民族など異文化がたっぷり楽しめます。
中央アジアとはどこぞや・・・？と思うと思いますが、
私もはっきりわからないのですが、トルコから東～中国より西のあたり。
カザフスタン，ウズベキスタン，トルクメニスタン，タジキスタン，キルギス，アフガニスタン，中国の新疆ウイグルあたりでしょうか。
シルクロードにあるいわゆるスタン系の国。
イランやイラク、トルコは割とメジャーなんですが、上記のスタン系はまったく私には未知です。
それゆえ異国情緒たっぷりなんですが、この漫画にはそれぞれの地域の風習や食べ物、そしてきれいな民族衣装が細かく描かれていて、これが漫画家というくらいの丁寧さで素敵です。
また主人公は嫁がつくだけに女性達なんですがどの娘もかわいいです。
中でも（たぶん）一番主役のヒロインであろうアミルが可愛い。
7つも年下の夫に仕えながらも、馬に乗りこなし狩りまでこなしてしまう、控えめさと強さが魅力的。
たまに出てくるイギリスから来た研究者の青年も好き。
第三者の目を通すことでこの地域の特色が際立っている感じ。
衣装と食べ物に注目の漫画です。
○乙嫁語り　森薫