BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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2010ねぶた点灯式

2010-07-30 23:25:21 | ねぶた
昨日マルハニチロ及び竹浪先生制作の3団体によるねぶた点灯式が行われました。
ねぶたは跳ねてよし、お囃子に参加してよし、ですが見るのもすっごく好き。
ここ数年前日参加してる関係でまともに自分の団体以外はねぶたを見てませんが。
実は雨の中だったので一時は行くのを躊躇しましたが、囃子仲間の勧めもあって行ってきましたー。
弱い雨と風があったので、時間は例年より短めのお披露目です。
我が団体のねぶた小屋は海に正面を向いている形なんで、海から吹く風に乗せられて雨が入ってきちゃうのよね。
なんにせよ、雨の中来たかいがあるというもの。

↓からまずはマルハニチロ「戻橋」です。

(以下説明文は竹浪比呂央ねぶた研究所より抜粋)
京の都、堀川にかかる一条戻橋。
源頼光の使いに出た渡辺綱が、深夜この橋のたもとで一人の美女に出会う。
綱は女に、五条のあたりまで送ってほしいと頼まれ馬に乗せるが、
少し行くと女は鬼女の姿となって、「いざ我行く処は愛宕山ぞ」と叫んで襲いかかってきた。
大立ち回りの末、髭切丸の名刀で鬼女の片腕を切り落とすと、鬼は愛宕山へと飛び去っていった。
歌舞伎の演目としても知られている、平安中期の伝説である。

この青い鬼女がいいねー。
雷雲がピカピカしてて、着物の衣装もすごく素敵な色合いと模様です。
それに対し渡辺綱・・・ここは馬に注目。
馬の模様がまた綺麗なのだ。
2人ねぶたはやはり迫力が違います。
送り絵は雲の中から赤い鬼が顔を出して、これまたいい迫力。
今度外に出た時に撮影します。


青森菱友会の「阿倍比羅夫 津軽深浦に立つあべのひらふ つがるふかうらにたつ」
『日本書紀』によると、七世紀後半の越国(現在の石川から新潟あたり)の国司であった阿倍比羅夫が、
180~200隻の水軍を率いて、数回にわたり日本海側の地域を北征したとの記述がある。
齶田(〝あぎた〟現在の秋田)、渟代(〝ぬしろ〟現在の能代)、さらに津軽方面を平定し、
これらの地方に中央政府の根拠地を確保した比羅夫は、
有間浜(ありまはま)に渡島(わたりしま)の蝦夷らを召集して大饗したという。
西津軽郡深浦町には、東川(あずまがわ)の河口〝吾妻浜(あずまはま)〟こそ、
このときの有間浜であるという伝説が残っている。

風が風を呼び、波は岩礁(いわ)を叩いて砕け散る。
天翔ける龍王の守護の下、津軽深浦・有間浜に立つ阿倍比羅夫の勇姿である。

うーん、なんといっても波しぶきの水色がきれい!
躍動感が感じられるいい作品だと思います。
こういうのを見るとほんとにねぶたは芸術だよね。
こちらも二人ねぶたで、龍王と阿部比羅夫にまん中に龍が居ます。


最後がJRねぶた実行プロジェクトの「天孫降臨 猿田彦てんそんこうりん 猿田彦」

天界の神々が、初めて地上の葦原中国を統治することになったため、
天照大御神が御孫である瓊々杵尊(ににぎのみこと)を高天原から遣わすことにした。
瓊々杵尊が降臨しようとするとき、その道に立ちふさがっているものがいた。
そこで、天鈿女命(あめのうずめのみこと)がたずねてみると、
降臨の先導をつとめるために出迎えた猿田彦神であった。
眼光鋭く、長い鼻と手足をもった異形の姿の神である。
天孫一行の道案内をしたことから、道祖神(道の神)、交通安全の神としても広く信仰を集めている。
本年十二月に東北新幹線全線開業を控え、これを寿ぎ、
猿田彦神の御加護をいただき、郷土青森のますますの発展を祈るものである。
 
という具合に、12月に新幹線全線開業を控え、ノリに乗っているJRのねぶた。
すごい!!見ただけでその迫力に圧倒される。
赤い大きな猿田彦と青い巨大な獅子に黄色の着物を着た尊。
赤青黄でまるで信号機みたいだなぁと思ったが、交通の祈願を汲んでるから納得。
とにかく猿田彦(鼻が長い)がいいね!
でもって、ねぶたに登場する動物(馬・龍・猿・虎など)で私は獅子が一番好きなんだ。
3年前のマルハの「石橋」に登場する緑の獅子なんて最高でした。
竹浪さんのねぶたはよく動物が出るなぁ。
早くこのねぶたと一緒に参戦するのが楽しみです。