BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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スイカの幸せ

2006-06-22 13:59:00 | のほほん日記
西瓜が近頃うまい!
いやー夏ですね、西瓜の季節といえば。
実は最近スイカが食べられるようになったのです。
うれしい。
子どもの時から食べられなかったのです、スイカが。
どうもスイカの甘さが不自然に感じられて、野菜臭くてこれは果物の甘さじゃない!!ってずーと拒否してました。
夏といえばメロン漬けだった私。
しかし日本人的な夏といえばやっぱり縁側で食べるスイカのイメージ。
種飛ばしも様になるし、これほど夏の夜空の花火に似合う果物はないだろうと思ってしまう。
私が何より好きだったのはあの柄である。
黒と緑の奇妙に波打ったあの柄が子どもの時からずーと好きだった。
しかも割ってみると真っ赤で黒い種がある。そのコントラストがかなり魅惑的なのです。
なのにどうしてもおいしいと感じられず、お盆に親戚の家でみんなでスイカを食べる時も一人で脇でメロンを食べる辛さといったらありません。
そんなスイカを食べれなくて憧れを抱いてた私ですが、つい最近なぜかスイカが食べられるようになった。しかも美味いとさえ感じられるようになった。あの水っぽい甘さがマイルドでいいなぁと思えるようになったのだ。
それともNYのスイカが美味いのでしょうか。
きっかけはうちのバイト先でスイカの差し入れがあったことだ。
疲れてたせいかも知れない、喉が渇いてたせいかも知れない。
しかしそのときのスイカはとても甘くておいしかったのだ。
それ以来、うちの家の側のお店で売ってる色々なカットフルーツの詰め合わせにもはまってる。この中にスイカも入ってるのだが、以前ならゲー・・・と思ってたのが最近ではさくさく食べられるようになった。
これは劇的な進歩である。
今まで食べられなかったものが食べられるようになるという幸せ。
新しい世界が一つ広がったような、得した気分になるのだ。
これは2年前突然それまで飲めなかったコーヒーが飲めるようになった時や、子ども時代死ぬほど嫌いだったチーズが今では好きなものに変わってる不思議さに通じる。
大人になってから突然食べられるようになったものってある。
奇妙なことに私はその逆がないのだ。これはラッキーかも。食べられるものが増えるって言うのは得した気になる。
基本的に私は好奇心の塊で見栄っ張りなので、自分の知らない楽しみを周りの誰かが知ってるというだけで、悔しくてしょうがなかったりするのですが、今年は一つスイカを食べる幸せをゲットしたということで、、、けっこううれしかったりします。