ねーさんとバンビーナの毎日

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今日突かれたお言葉・その131

2010年03月31日 09時10分49秒 | 突言葉ねーさん
先生は丈の高い、骨格のりっぱな老人であった。
鼻柱に寄った大きい目でぎゅっと見すえておいて、短く「え」と言われるのが「来たね」という意味である。




森類の「鴎外の子供たち」より。


先生は丈のあまり高くない、骨格はしっかりしている壮年だった。
前髪がかかった大きい目でぎゅっと見すえておいて、黒板を避難用の旗の柄でバンバン叩きながら、「はいっ、いいですかーっ」と言われるのが「おめーら、ボケ~~ッとしてないでちゃんと聞けよっ(ツッコミ)」という意味である。


登山好きで山の話になると熱くなる日本史の先生でした。


もういっちょ。


先生は丈の低い、貧相な骨格のいまいちぱっとしない壮年であった。
表情があまりない小さな目でさらっと見ておいて、短く「ね」と言われるのが「ここまで理解できてますか?」という意味である。


卒業式に「てめぇなめてんじゃねーぞ」とヤンキー達にとり囲まれてしまった社会科の先生でした。
表情が乏しい、言葉も乏しい、情熱も感じない、思いも感じない、だけど自分の立場と体裁だけはかなり気にする、そんなんだから反感買われちゃうのねん、どうしても。
やんちゃ真っ盛りの子供達には特に。
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