ねーさんとバンビーナの毎日

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フリーズする脳(3)

2015年06月25日 21時22分03秒 | 考えるねーさん
フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
クリエーター情報なし
日本放送出版協会



(2)からのつづき・・・


人間を人間たらしめている前頭葉

「理解する」「考えをまとめる」「相手の思考や感情を読む」「感情を抑える」、またそれらを総合して「自分の行動を決める」「それを意志的・計画的に行う」というのが、いわゆる高次脳機能の働きであり、その中枢を担っているのは「前頭葉」と呼ばれる領域です。

視覚野や聴覚野など感覚野から入力された情報は、頭頂葉、側頭葉、後頭葉を介して前頭葉に集められます。
前頭葉はその情報を処理する。
より具体的に言えば、選択・判断・系列化という過程を通して、記憶、思考、感情のコントロールに大きな影響を与えます。
その機能の高い人ほど、状況を冷静に分析し、的確な行動をより速く決めることができるようになる。
分かりやすく言えば、話を組み立てるのも、手順を考えるのも上手くなります。


では逆に、前頭葉の機能が低下してくるとどういう状態になるでしょうか?
いきなりまったく話ができなくなったり、次の行動が決められなくなったりするわけではありません。
それ以前に、話や行動が「反射的・パターン的になる」という段階があります。



▼ 余 談 ▼

はいはい、ありますぅぅぅ・・・!!!
オバチャマこういう人に遭遇すると注意フラグが立ちます。
これプラスそのパターン的言葉や、パターン的行動が威圧的になってしまってる人に遭遇するとさらに要注意フラグが立ちます。
業務システムを構築する際に業務を観察したり、ヒアリングしてるときは、このパターンに陥ってる人との関わり方に一番注意してます。

フ、誰も知らんだろう・・・
というか、そのまんまを観察したい故(異常に作り込みしてる人も気をつけてます。増えたよねぇ・・・しかし。自然体で行こうよ。っとに!)、そのままで居て欲しいから、意識されないように、そういう気配は極力消すか、かえって「こうすると増長しちゃうか・・・?」的なヒヤヒヤな○芝居(×演技)をします・・・(悪い人と言わないで~~~。そうしないとこっちが完成まで体力・精神力・冷静さが、いろ~~~~~~~~んな人の感情に揺さぶられて疲労しまくって、保持出来ないので!!笑)

▲ 余談終わり ▲


このことは「上の空」になっているときのことを考えてみると分かりやすいでしょう。
上の空の状態になっているとき、私たちは意識して何か活動をしているわけではありません。
それでも歩くことはできるし、簡単な作業を続けることもできるし、危険ですが、車の運転を続けることもできます。

これは考えてみるとすごいことです。
こういう無意識的にできる行動を称して「体が覚えている」と言ったりしますが、本当に覚えているのは、体ではなく脳です。

しかし、上の空で行動しているとき、私たちは高次脳機能と呼ばれるような能力をほとんど使っていません。

前頭葉の機能が低下してくると、活動がそういうことばかりになってきます。


▼ 余談 ▼

何かにつけすぐに「あ''~○面倒くさっ!(×ややこしいっ)」って反応してる人はすでに注意が必要かと。
おそらくありますよ、脳の機能低下・・・
いくら作り込んで平常を装うことを自分に言い聞かせても、いざって時に○キレやすくなる(×怒りやすく)から気をつけて・・・
(オバチャマ、このワンフレーズも耳ダンボにしてます。いつも・・・)

▲ 余談終わり ▲





新しく組み立てている部分があるか

脳が、さまざまは行動や考え方(話し方や文章の書き方なども同様です。)をいつの間にか反射的・パターン的にしようとしていることは、とても有効なことだと考えられます。
反射的・パターン的な部分を土台にしながら、その上に新しく組み立てていく部分を載せているから、私たちは高度で複雑な活動を比較的スムーズに行うことができるわけです。

しかし、ここで一つ考えてみていただきたいことがあります。

私たちの生活の中には、どれだけ「新しく組み立てていく部分」があるでしょうか?

たとえば、先ほどの上の空状態でできることの中には、新しく組み立てていく部分はほとんどありません。
仕事では前頭葉を使っているはずだと思われるかも知れませんが、そうとも限りません。


仕事というのは、経験年数が長くなればなるほど、反射的・パターン的にできることが増えていくものです。
一見高度な組み立てを求められるようなお仕事でも、たとえば問題解決に至るまでの思考のプロセスが反射的・パターン的になってきたり、あることを説明するときの言葉の組み立て方、話の組み立て方が反射的・パターン的になってきたりする。

お仕事がそうなっている方で、普段の生活でも同じようなことしかしない、気心の知れた人としか話さない、という生活を何年も続けていると、前頭葉機能を使って新しく行動や思考を組み立てていく力は、どうしても落ちてしまいます。

そうして、何か変化を振られたときにフリーズする。
状況を理解して、臨機応変な対応をするということができず、思考の空白ができてしまう。

フリーズする脳には、一つにはそういう面があります。


築山 節
「フリーズする脳」より抜粋

※すみません、こうやって買った本の気になったところを抜粋して書き起こしすると頭に入りやすいもんで・・・


つづく・・・
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