ねーさんとバンビーナの毎日

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少し涙目というか醒めたというか、、、

2021年05月14日 20時09分00秒 | 考えるねーさん
先日、未成年26歳男子による猟奇的な殺人事件があったが、これについて精神科医の医者のご意見がニュースを見ていたら流れた。

インタビュアーが、

「以前、この男性未成年男子は未成年の時に女児を切りつけて医療少年院に入った訳です。
何故再発してしまうんでしょうか、、、(何故退院させてしまうのか?という含みアリ)」

といったようなことを問いかけたら、精神科医はこう言った。

「未成年者の犯罪は少年法で裁かれる訳ですが、この法律は「まだ若い未成年なのだからやり直しの場を与えてあげようではないか」という愛情が含まれた法律な訳です。
医療少年院といってもはっきり言って精神病院です。
残念ながらこのような猟奇的なことを起こしてしまうような人間を治す薬や治療方法が今の医療には無いです。(←断言していた。躁鬱やら失調症、分裂レベルじゃないんだね、もはや。)
もう国民全体で現状の法律の見直しを考えないといけない時期かと思います。」

これを見ていて、

「まだ10代の若い子供が愛情で更生しないって、、、」

と、少し(可哀想になって)涙目になったのと、ザーッと醒めた感じがして。


昭和、初めて就職した会社の営業マン(角刈りにしていて893みたいに強面なんだけど凄く優しい良い方)さんで、

「実家(事業をやられている)の父は長年刑務所上がりの人の見受け人やっていて」って方がいたなぁ、、、元気かなぁ、、、と思い出した。

「しばらく住み込みで雇うから実家は常にモンモン入った人がウロチョロしてたから。だから私こうなっただけですよ。(なめられちゃいけないってのもあるのかな。)」
って、外見似合わずやたらに甲高い声でいつも誰にでも敬語を使う(日常会話が常に敬語。外見がどうあれ日頃の色んな場面に遭遇する度に「育ちが良い人だなぁ」と思った(ほら、一見そう見えるだけな人(パフォーマンス系、演技系)も多いでしょう?)気配りの人だった。

ある日に若い私たち数人を連れて、横浜では老舗のフグとスッポン料理店でご馳走してくれたことがあった(その中にはその後に過労死した同僚♂もいたな)。

その時に、

「夢はトレンチコート着て秋の銀杏が黄色く色づいた日本大通り(ヨコハマ)を横に彼女連れて「寒くない?」とか聴いて歩くこと。」って言っていた。

「うわぁ、外見に似合わずロマンチック〜」とみんなでからかったが、あれからかなったのだろーか。

と、昔のムショ上がりの更生とは違う異次元の現実が出てしまったこの時代、なんなんだかなぁ。


補足
昭和時代に金属バット殺人事件ってのが世間では衝撃が走りましたよ。あまりにもそれまでになかった事件だったので。
まだ学生が両親を金属バットで殴り殺したという事件でした。
「自分の親を殴り殺すって、、、ワナワナ、、、」って、当時の世間はそうなってました。
この事件のことを語っている向田邦子さんの講演のCD持ってるなぁ。「言葉が怖い」ってやつ。
親が息子に言ったひとことが別のいい方であれば防げたんではなかろうか、と。
その言葉がトドメで逆上させてしまったんではなかろうか、と。
昔は殺人事件といえば嫉妬やら憎しみやら嫌悪からくる逆上みたいなものが絡んでいたと思うんだけど、快楽的殺人はもはや、感情を持つ人ではない、そういう快楽ロボットになるべくロジックを収集して成長しちゃったのかも。

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