急な山を登りつめて頂上に腰をおろす旅人は、ほっと一息いれるのがもうかぎりもない喜びだろうが、もし永久にそうやって休息していろと無理じいされたら、彼は幸福であるだろうか?
スタンダール『赤と黒』(上)より。
「(長い期間の)休息」って、「高いところではしたくない」のが人間心理かと思うんだけど。
高いところの景色ってのは、一度見渡して、その空気に触れたら、次の高い山を目指して、「次の山からはどんな景色が見えるだろう?」と試したくなると思う。
橋で繋がっているような、その橋で渡ったあっちの山では景色もそんなに変わらない。
というより、その山は登った訳ではない。
「この山のてっぺんでずっと休息していなさい。」と無理強いされたとしたら、それは幸福ではないだろうと思う。
その山を登りつめたのだから、次の山を目指す情熱がある人だと思う。
リフトか何か、自分の身体ではなく動力を使っててっぺんに登った人ならば、ずっと休息していることに幸福を感じるかもしれない。
とにかく次の新しい山を目指すには一度下山しなくちゃいけない。
下山を上手にやらないと次の山は目指せない。
スタンダール『赤と黒』(上)より。
「(長い期間の)休息」って、「高いところではしたくない」のが人間心理かと思うんだけど。
高いところの景色ってのは、一度見渡して、その空気に触れたら、次の高い山を目指して、「次の山からはどんな景色が見えるだろう?」と試したくなると思う。
橋で繋がっているような、その橋で渡ったあっちの山では景色もそんなに変わらない。
というより、その山は登った訳ではない。
「この山のてっぺんでずっと休息していなさい。」と無理強いされたとしたら、それは幸福ではないだろうと思う。
その山を登りつめたのだから、次の山を目指す情熱がある人だと思う。
リフトか何か、自分の身体ではなく動力を使っててっぺんに登った人ならば、ずっと休息していることに幸福を感じるかもしれない。
とにかく次の新しい山を目指すには一度下山しなくちゃいけない。
下山を上手にやらないと次の山は目指せない。