ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

今日突かれたお言葉・その929

2014年01月23日 23時20分07秒 | 突言葉ねーさん
急な山を登りつめて頂上に腰をおろす旅人は、ほっと一息いれるのがもうかぎりもない喜びだろうが、もし永久にそうやって休息していろと無理じいされたら、彼は幸福であるだろうか?


スタンダール『赤と黒』(上)より。


「(長い期間の)休息」って、「高いところではしたくない」のが人間心理かと思うんだけど。


高いところの景色ってのは、一度見渡して、その空気に触れたら、次の高い山を目指して、「次の山からはどんな景色が見えるだろう?」と試したくなると思う。


橋で繋がっているような、その橋で渡ったあっちの山では景色もそんなに変わらない。
というより、その山は登った訳ではない。


「この山のてっぺんでずっと休息していなさい。」と無理強いされたとしたら、それは幸福ではないだろうと思う。
その山を登りつめたのだから、次の山を目指す情熱がある人だと思う。


リフトか何か、自分の身体ではなく動力を使っててっぺんに登った人ならば、ずっと休息していることに幸福を感じるかもしれない。


とにかく次の新しい山を目指すには一度下山しなくちゃいけない。
下山を上手にやらないと次の山は目指せない。
この記事についてブログを書く
« 規制がかかるのは仕方がないが… | トップ | 『高校教師』と『明日ママが... »