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ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

いまだに「どうしてそういう風に考えられるの・・・」と思い返すこと。

2011年11月15日 00時06分26秒 | 考えるねーさん
父方の祖母(大正生まれ)がよく、

「在日朝鮮人(の人達)を差別の目で見たらいけない。
同じ人間同士なんだから。」

って言ってた。


別に解放運動に参加してたとかそんなこともなく、うちのルーツが朝鮮人とか言うわけでもなく、

「戦争がいけないんだから、同じ人間同士なんだから協力出来るところは協力し合ってやるしかない。」

って言ったんだよね。


曹洞宗のお寺さんの檀家になってるだけで、何か特別に信仰してるって訳でもないし、新興宗教をやってる訳でもないし、もちろんキリスト教信者でもないし。
ご先祖が祭ってある仏壇に毎日お供え物と水を置いて手を合わすくらいですよねぇ。
お墓参りの時は知らぬうちに庭に咲いてる適当な花を切り出して準備してたりね。


うちの母70はいまだに、

「あの時代の人でああいう考え方を持てるのが「懐が深い」っていうか、お父さんもあんな母親を持ったらマザコンになるのはわかるわねぇ。」

って言う。


父はこの祖母が亡くなって、まだ布団に寝かしてあるとき、一緒に布団に入って添い寝して語りかけてたくらいですから。
「お母さん、俺がまだこうやって一緒にいるから、まだ向こうに行かないでいいよ。まだここにいていいだよ。」とかそんなこと言ってたような。

(そんくらい大好きだった訳でしてねぇ。
見てたみんなは「唖然呆然・・・」「やめな~い、そんな・・・(←と言ってるお姉さん(叔母)達、みたいな。)」だったけどねぇ。)


このおばあちゃんは働き者で、一歩人の後ろに立って人を包む余裕がある感じの人で。
怒ってるところ、小言を言ってるところはみたこと無いんだよねぇ。(あたしゃあり得ないのでまだまだ修行が足りない。(苦笑))

まぁ毛筆で書く文字が達者で。
「あい」って名前で。


大晦日に必ず紅白が終わって除夜の鐘が聞こえてくる前あたりに甘酒を作ってくれるのが恒例で。

「あ~、今年もこうやって甘酒が飲める。大勢の親戚のみんなと一緒に。」

ってホッとしたもんだったわなぁ。



「人類みな兄弟」って思ってるような祖母でしたなぁ。

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