森鴎外没後100年ってことで文京区内は至る所にそれを祝う旗が揺れている。
その割には世間ではあまり語られない森鴎外っていうか。
没後100年も取り上げられていないしなぁ。
「森鴎外の小説は硬いからほとんど読まない」と言った人生の先輩がいたが、「え?硬い??」と失笑してしまったことを思い出す。
「あ〜、あなたみたいな方はそうとしか感じられんだろなぁ」ってのが裏付けられる発言だったから、思わず(相手には失礼なことを言ってしまいそうだから)黙ってしまったのだった。笑
硬いんじゃなくて難しいんですよねー。
そこが理解できないから(日々生きてく中で理解していかなきゃいけない面倒なことをすぐに避けて美味しいとこだけ嗅いで生きてきてるから)読めないんだと思うわけで。
今のご時世だからこそ、改めて触れてみると良いんでは?と感じることあります。
併せて娘の森茉莉さんの色んな書に描かれている色んな方の酷評も的を得ていて、「正論すぎるあたりが傷つく、面白くはない、ひどいわ」とは言わずに触れてみると目からウロコかと思う。(ホントすぎるんで笑笑)