全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタ・デンソー過労うつ裁判の記事紹介

2009年09月11日 23時23分38秒 | Weblog
トヨタデンソー過労うつ裁判の記事がマイニュースジャパンのサイトに載っています。この分野では精力的に記事を書いておられる林克明記者です。この闘いは、ATUが全面的に支援したものです。風化させないためにも是非お読み下さい。なお、文中の北沢さんは、Kさんのことです。

現役社員初、パワハラ過労裁判でトヨタとデンソーに勝訴 「会社は変わり始めた」
http://www.mynewsjapan.com/reports/1108
林 克明 09/10/2009  

 「使い物にならない人は、うちには要らないよ」。同僚のいる前で公然となじられ、月
100時間超の残業を強いられたデンソー社員の北沢俊之さん(当時42歳=仮名)は、
鬱病を発症して休職した。北沢さんは損害賠償を求めてトヨタとデンソーを訴え、昨年秋
に勝訴。判決は確定した。トヨタやデンソーの現役社員が会社を訴え勝訴したのは史上初
と言われる。全国的にも鬱病患者が増加傾向にあるなか、北沢さんに、この裁判の意義について話を聞いた。 

◇泣き寝入りか闘うかで結果が180度違う

 2008年10月30日、名古屋地方裁判所は、トヨタとデンソーが社員に過重労働を課して鬱病を発症させたことを認め、両社に約150万円の賠償金の支払いを命じた。被告2社は控訴を断念し、翌11月に判決が確定した。 
 地裁判決直前の昨年9月に、北沢さんは鬱病発症の労災認定を求める行政訴訟も起こしていた。しかし、民事裁判でトヨタとデンソーに対する損害賠償が認められ、鬱病などを抱える社員に対する一定のケアがデンソー社内で推進されたこともあり、行政訴訟のほうは取り下げている。 

以下上記URLにリンク
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JTEKT田中光太郎さん解雇撤回第1回裁判行われる!

2009年09月11日 20時54分09秒 | ジェイテクト
『JTEKT 田中光太郎さん解雇撤回』裁判は7月10日提訴後、9月10日午後3時から名古屋地裁1103号法廷にて第1回裁判が行われました。
田中さんは業務でうつ病を発症し治療のため休職中でしたが、昨年12月主治医の就労可能の診断書を添えてJTEKTに復職を申し入れていました。
しかしJTEKTは今年2月27 日付けで休職期間満了を理由に退職を強行しました。
田中光太郎さんはJTEKTの社員としての地位確認と賃金120万円の支払いを求め提訴しました。

第1回裁判終了後中谷弁護士さんから裁判の内容について以下のように報告がありました。
JTEKTは『復職できる状態』にはなかった。と主張したため、原告弁護側はただちに従前の同一就労ができなくても、一定の就労の環境整備(職種の変更、短時間勤務、段階的就労など)があれば復職は可能であると復職のあり方を主張しました。
裁判所はJTEKTに『復職できる状態』とはどういう状態なのか次回までに明確にすることを求めました。『復職できる状態』かどうかといのが争点になってくるという報告でした。

高木弁護士さんからは、JTEKTの態度がきわめて一方的、強圧的態度であって田中さんを冷たく扱ったという印象をもちました。大きな企業が健康を壊して病気になった社員に対して会社のあるべき姿が問われるでしょうと感想がありました。

田巻弁護士さんからは裁判所が『復職できる状態』についてJTEKTに求めたことは大事なこと。復職にあたってリハビリを取り入れることは常識的なことではないかとコメントがありました。

第1回裁判には多くの支援団体、個人が参加して傍聴席がほぼ満席でした。
管理職ユニオン東海、愛知健康センター、愛知連帯ユニオン、名古屋ふれあいユニオン、銀産労、重工産業労組、過労死遺族の会、ATUサポート市民の会、個人など多数が傍聴に駆けつけてくださいました。ATU組合員も多数支援に駆けつけました。皆さんから温かい激励の挨拶をいただき報告集会がおおいにもりあがりました。そして最後に原告の田中光太郎さんから本日のお礼と今後の支援をお願いして集会を終えました。
コメント (2)
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