全トヨタ労働組合(ATU)

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アイシン 繰り返される『無償残業』の訴え! Part7

2010年04月19日 21時47分55秒 | アイシン精機
会社は再発防止のためどのようなハード、ソフトの対策をしたか? Part4で掲載した。
①30分単位の労働時間を15分単位に変更する
②全事業所にセキュリティゲートを設置する。

これら2点は10年4月から実施されている 。
運用についても退社のタイムレコーダ-を打刻後
セキュリティゲートの通過時間に15分以上差異が
ある場合は差異理由を申告することになった。
しかし『ことの顛末』を包み隠さず全社員に説明して
会社が本気で『無償残業』を根絶するという意思を
明確にすることを要求した点については、団交の席上
会社から社員にはご迷惑をかけたという言葉があった
にもかかわらず現在のところ何もありません。
だから今回の『無償残業』は労働基準監督署の
定期的な査察があってたまたま引っかかったので
運が悪かったという程度の理解という声も聞かれる
わけです。これでは会社の本気度は全社員には
伝わらないでしょう。

職場の皆さんに回覧して下さいとして『2010年度の
労働時間管理について』が会社から出されました。
内容は不適説な労働時間を根絶するために
全ての従業員が以下の約束を遵守してください。
全従業員一人ひとりが、事の重大性を再認識し、
これまでのアイシンの価値観、風土が社会的価値観
労働法制の厳格化に適応できていなかったことを
理解したうえで、意識改革、職場風土改革に努める。
として
時間管理上の3つの鉄則というのがありました。
1.働いた分の賃金は必ず払うこと
 正しい時間の申請の徹底と残業代の不払い・
 貸し借りの絶対禁止
2.管理者は部下の時間管理を必ず把握すること。
 「時間管理=業務管理」(マネジメントの基本)
3.業務が終了したらすぐ退社させること。

「3つの鉄則」は全ての目標より優先です。万が一判断に迷うことがあれば、「3つの鉄則」に戻ってください。
昨年末の調査以降、不適切な労働時間が発生した場合は、行為を指示した者は勿論のこと行為者本人行為を黙認した者すべてに厳罰をもって臨むこととします。とありました。会社は本気でしょうか。しかし何かおかしい気がしますが・・・
以後続く
コメント
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