My News Japan の林克明記者が今度は、デンソーパワハラ裁判の記事を紹介してくれています。私たちも、この裁判は、支援組織確立のために準備中ですが、大組織のバックがないため、積み重ねの継続です。
紹介はありがたいことです。記事の一部を転載します。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=693&e=2#estimate
過酷勤務とパワハラでうつ病になったデンソー社員、トヨタを訴える 「死んでからでは取り返しがつかない」
林 克明 14:39 06/29 2007
愛知県刈谷市のデンソー本社前に立つ北沢俊之さん(仮名)。「裁判という行動を起こしたことで病気も回復し、本来の自分の人生をとりもどせた。この裁判は他の社員のためにもなると思う」と語っている。
「使い物にならない人は、うちにはいらないよ」。出向先のトヨタ自動車の上司から仲間のいる前で公然となじられたうえ、厚労省が過労死認定の基準とする月100時間超の残業も強いられたデンソー(トヨタグループ)社員・北沢俊之さん(41歳=仮名)。肉体的・精神的に追い詰められ、うつ病も発症したが、会社側はなんの配慮もしなかった。ついに駐車場から会社のオフィスまで歩くこともできなくなり、休職。過労死、過労自殺する社員もいるなか「死んでからでは取り返しがつかない」とデンソーとトヨタを訴え、闘っている。
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【Digest】
◇朝6時起床で出勤、帰宅は深夜0時すぎ
◇トヨタ&デンソー「パワーハラスメント裁判」とは
◇説明ゼロで出向命令
◇余裕がまったくないトヨタシステム
◇トヨタの課長はデンソーの役員と対等
◇金曜の終了時刻に無理難題を押し付ける
◇トヨタは1円も支払わずに残業させる
◇会議で「使い物にならない人は、うちにはいらないから」と罵声
◇睡眠時間がとれない
◇破られた約束とうつ病発症
◇ついに行動を起こした
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◇朝6時起床で出勤、帰宅は深夜0時すぎ
私は1985年に株式会社デンソーに入社しました。デンソーは、トヨタグループの1社で、自動車の電機・電子部品などの製造販売をする会社です。私は技術系の正社員として、ディーゼル関係の部署に所属していました。
残業もあったし嫌なこともありました。それは仕事だから、当然です。
2006年5月、トヨタ自動車株式会社、株式会社デンソーに対して起こした損害賠償請求事件(請求額は約1883万円)の訴状。
デンソーでは、月に100時間の残業をすることもありました。たとえばトラブルがあったときなどは、非常に忙しく大変な時期が1カ月続くことなどありました。
でも、そのトラブルが解決できれば月に40~50時間の通常の残業状態に戻れていました。精神的にまいるようなことはありませんでした。まあ、忙しい時期には月曜日の朝に会社に行くの嫌だな、ぐらいなことは思ったこともありましたけど。
しかし、1ヶ月がんばれば通常の業務にもどれるから、先が読めたのです。
ところが私の出向先となったトヨタ自動車は違いました。朝8時30分から夜10時までの残業が当たり前だったのです。
1日ごとに完璧なものを求められ、先が見えず長時間残業状態が恒常的となっていたのです。
その日その日にすべてをやり遂げなければ、翌日に待ち受けている自分自身の仕事もできず、周囲のスタッフに迷惑がかかる。まちがいが許されない、糊しろのないシステムがきっちりとしており、精神的にも肉体的にも追い詰められました。
仕事はだんだんきつくなってきて、朝6時に起きて出勤し、深夜12時に過ぎて帰宅。通勤中、自動車のなかでうとうととしてしまい、駐車場からオフィスまで歩けないほどになってしまったのです。
とりあえずここまで
全文は以下へ
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=693&e=2#estimate
紹介はありがたいことです。記事の一部を転載します。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=693&e=2#estimate
過酷勤務とパワハラでうつ病になったデンソー社員、トヨタを訴える 「死んでからでは取り返しがつかない」
林 克明 14:39 06/29 2007
愛知県刈谷市のデンソー本社前に立つ北沢俊之さん(仮名)。「裁判という行動を起こしたことで病気も回復し、本来の自分の人生をとりもどせた。この裁判は他の社員のためにもなると思う」と語っている。
「使い物にならない人は、うちにはいらないよ」。出向先のトヨタ自動車の上司から仲間のいる前で公然となじられたうえ、厚労省が過労死認定の基準とする月100時間超の残業も強いられたデンソー(トヨタグループ)社員・北沢俊之さん(41歳=仮名)。肉体的・精神的に追い詰められ、うつ病も発症したが、会社側はなんの配慮もしなかった。ついに駐車場から会社のオフィスまで歩くこともできなくなり、休職。過労死、過労自殺する社員もいるなか「死んでからでは取り返しがつかない」とデンソーとトヨタを訴え、闘っている。
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【Digest】
◇朝6時起床で出勤、帰宅は深夜0時すぎ
◇トヨタ&デンソー「パワーハラスメント裁判」とは
◇説明ゼロで出向命令
◇余裕がまったくないトヨタシステム
◇トヨタの課長はデンソーの役員と対等
◇金曜の終了時刻に無理難題を押し付ける
◇トヨタは1円も支払わずに残業させる
◇会議で「使い物にならない人は、うちにはいらないから」と罵声
◇睡眠時間がとれない
◇破られた約束とうつ病発症
◇ついに行動を起こした
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◇朝6時起床で出勤、帰宅は深夜0時すぎ
私は1985年に株式会社デンソーに入社しました。デンソーは、トヨタグループの1社で、自動車の電機・電子部品などの製造販売をする会社です。私は技術系の正社員として、ディーゼル関係の部署に所属していました。
残業もあったし嫌なこともありました。それは仕事だから、当然です。
2006年5月、トヨタ自動車株式会社、株式会社デンソーに対して起こした損害賠償請求事件(請求額は約1883万円)の訴状。
デンソーでは、月に100時間の残業をすることもありました。たとえばトラブルがあったときなどは、非常に忙しく大変な時期が1カ月続くことなどありました。
でも、そのトラブルが解決できれば月に40~50時間の通常の残業状態に戻れていました。精神的にまいるようなことはありませんでした。まあ、忙しい時期には月曜日の朝に会社に行くの嫌だな、ぐらいなことは思ったこともありましたけど。
しかし、1ヶ月がんばれば通常の業務にもどれるから、先が読めたのです。
ところが私の出向先となったトヨタ自動車は違いました。朝8時30分から夜10時までの残業が当たり前だったのです。
1日ごとに完璧なものを求められ、先が見えず長時間残業状態が恒常的となっていたのです。
その日その日にすべてをやり遂げなければ、翌日に待ち受けている自分自身の仕事もできず、周囲のスタッフに迷惑がかかる。まちがいが許されない、糊しろのないシステムがきっちりとしており、精神的にも肉体的にも追い詰められました。
仕事はだんだんきつくなってきて、朝6時に起きて出勤し、深夜12時に過ぎて帰宅。通勤中、自動車のなかでうとうととしてしまい、駐車場からオフィスまで歩けないほどになってしまったのです。
とりあえずここまで
全文は以下へ
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=693&e=2#estimate