[東京 21日 ロイター]では、ダイハツ工業は21日、中国で小型ミニバン「セニア(中国名:森雅)」を発売したと報じています。おなじグループのダイハツが中国で自社ブランド車を販売するのは初めてです。これからの展開が興味深いです。
以下引用
自動車市場が急拡大する中国で、低排ガスや燃費など環境性能に優れる小型車への
ニーズが高まると判断した。年間3万台の販売を計画し、地元企業との合弁会社で生産の一部を手がけるほか、独自の販売網の整備も進める。
中国・第一汽車グループの一汽吉林汽車との折半出資で合弁会社(資本金約32億円)を06年に設立しており、同合弁会社の工場で部品やボディを生産し、隣接する一汽吉林の工場で、完成車に組み立てる。セニアの発売に合わせ、一汽吉林の販売店に併設するなどしてダイハツ店を70店舗立ち上げた。年内に120店舗にまで拡大させる。セニアの価格は6万9800元--9万8800元(約105万円--148万円)とし、地元企業が強みを持つ10万元以下の低価格帯に参入する。販売動向を見て他車種の追加投入も検討する。
セニアは、ダイハツが03年にインドネシアで生産を開始した世界戦略車。トヨタ自動車にも「アバンザ」としてOEM(相手先ブランドによる生産)供給し、東南アジア各国や南アフリカ共和国に輸出。07年3月までの累計生産台数は、セニアとアバンザの合計で約27万台となっている。
ダイハツは中国で、1984年から軽商用車、1986年から小型車「シャレード(中国名:夏利)」について、それぞれ約7年間、地元企業への部品供給や生産ライセンス供与をしていた。また、2003年から約3年間「達路(ダリオ)」というブランドを立ち上げて軽自動車「テリオス・キッド(中国名:特鋭)」をトヨタの販売店で販売していた。
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