ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

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国立大学がおかしい

2006-02-03 | 政治
新潟大学でおかしな事が起こっているらしい。学長を選ぶのに、選挙で一位になった人ではなく二位になった人を学長に選んだらしい。選んだのは、学長とその取り巻きたちで作る学長選考会議。しかも選考会議は、選挙で二位になった人を何故学長に選んだかをまったく明らかにしない。選考経過を明らかにすると混乱を招く、というのがその理由だとか。大学というのはそんなところになってしまったのか。

 法人化するまでは、大学人が選挙で選んだ人が学長になった。大学人が自分たちで学長を選べたのだ。それが民主主義の基本のはず。法人化で民主主義が通用しない社会になったらしい。小泉さんの「民主主義」を押しつけられたのかも。とうとう裁判に提訴することになったようだ。大学とはなんだろう。岡山大学でも同じように選挙で二位になった人が学長に選ばれたらしい。日本には国立大学は、名実ともにもうなくなってしまったのだろうか。

 そのようなことを今の学生たちがまったく問題にしない。そのことがまた怖い。正義も民主主義も今の学生たちには守るべきものではなくなったのだろうか。