北海道の東部K市の水道料金の高さには驚いてしまった。1ヶ月わずか4㎥の使用に、上下水道料金を合計して、約4,700円。今すんでいる埼玉県のK市では、一ヶ月の使用水量が30㎥を超えるのに、2ヶ月でも2,800円くらい。北海道のk市は埼玉県のK市の10倍近くすることになる。ちなみに北海道のK市のとなりのA町では、4㎥で1600円/月くらいだから、それに比べても3倍くらいも高い。
同じようなサービスなのに、なぜこんなに大きな違いがあるのだろう。その原因は
いろいろあるだろうが、もっとも大きいのは水道事業は各自治体で独立採算でやっているからであろう。もちろん、自治体も水道料金を抑えるために一般会計から水道会計へ補助を回していたりするのだけれども、もともと人口が少ない自治体では、独立に水道事業をやっていくのにどうしてもコストが高くなってしまうのだ。
しかし、水道事業は、国民にとっては食料と同じくらい重要な生活資源であるし、今では電気・ガスと水道は市民のライフラインそのものだ。このような基本的でしかも重要な生活サービスがこんなに自治体によって価格が異なるというのはあまりにも不公平ではないだろうか。
水道事業の広域化も多少は取り組まれているらしいが、それは都市圏が多い。コストのかかる地方では広域化もままならない。むしろ地方のほうが必要なことなのだが、広域化でコスト減にならないことも多い。
私は水道事業の国有化を提言したい。日本で生活すればどこにいても同一料金で水道サービスが受けられるのは、当たり前の要求ではないだろうか。便利な都会の人が同じサービスを受けるために地方の人の分を負担する、これは日本政府としてやっていくしかない。自治体に任せることは不公平をさらに拡大する。もし、自治体の水道事業が破綻したら利用者は過大な負担を強いられたり、水道のサービスも受けられなくなる可能性はこれから高くなる。電気会社は民営化されてしまったが、それでも国策の面があるので、日本をいくつかのブロック制にしているため、料金は比較的全国で差が大きくない。国有化が無理だとしても、せめて電気くらいの広域化が必要なのではないか。
民営化と地方分権で小さな政府を目指すやり方は、格差を固定化し、拡大してきた。そろそろ政府をもっと大きくして、住民サービスを充実する方向に転換させよう。

同じようなサービスなのに、なぜこんなに大きな違いがあるのだろう。その原因は
いろいろあるだろうが、もっとも大きいのは水道事業は各自治体で独立採算でやっているからであろう。もちろん、自治体も水道料金を抑えるために一般会計から水道会計へ補助を回していたりするのだけれども、もともと人口が少ない自治体では、独立に水道事業をやっていくのにどうしてもコストが高くなってしまうのだ。
しかし、水道事業は、国民にとっては食料と同じくらい重要な生活資源であるし、今では電気・ガスと水道は市民のライフラインそのものだ。このような基本的でしかも重要な生活サービスがこんなに自治体によって価格が異なるというのはあまりにも不公平ではないだろうか。
水道事業の広域化も多少は取り組まれているらしいが、それは都市圏が多い。コストのかかる地方では広域化もままならない。むしろ地方のほうが必要なことなのだが、広域化でコスト減にならないことも多い。
私は水道事業の国有化を提言したい。日本で生活すればどこにいても同一料金で水道サービスが受けられるのは、当たり前の要求ではないだろうか。便利な都会の人が同じサービスを受けるために地方の人の分を負担する、これは日本政府としてやっていくしかない。自治体に任せることは不公平をさらに拡大する。もし、自治体の水道事業が破綻したら利用者は過大な負担を強いられたり、水道のサービスも受けられなくなる可能性はこれから高くなる。電気会社は民営化されてしまったが、それでも国策の面があるので、日本をいくつかのブロック制にしているため、料金は比較的全国で差が大きくない。国有化が無理だとしても、せめて電気くらいの広域化が必要なのではないか。
民営化と地方分権で小さな政府を目指すやり方は、格差を固定化し、拡大してきた。そろそろ政府をもっと大きくして、住民サービスを充実する方向に転換させよう。

