四国一周旅行 ④ 高知(桂浜から足摺岬)
◎ 坂本竜馬像(土佐・桂浜)
幕末の志士で明治維新の端緒を拓いた功労者としてあまりにも有名。
桂浜を望む小高い丘に建つ銅像の視線は遥かにアメリカの方角にあり新政府の理想を
かの国の議会制度に求めていたようです。
銅像を見上げて龍馬がより近しい存在に思えてきました。
◎ 鰹 の 藁 焼 き
高知といえば何と言っても鰹のたたき。
今ではバーナーで焼くのが通常ですが懐かしい藁焼きを体験しました。
藁の柔らかな炎でほんのりと焦がした鰹の切り身は風味があり食欲をそそられました。
現場では獲れたての鰹のたたきは塩で食するのが一番と教わりました。
はじめての経験、そのおいしかったこと忘れられません。
◎ 高 瀬 の 沈 下 橋
美しい四万十川には沢山の沈下橋があるそうですが高瀬の沈下橋をはじめて歩いて渡りました。
沈下橋は洪水で水嵩が増して沈んでも流れないように欄干なしに作られた昔の人の知恵から
生まれた 地元の人には生活道路としてなくてはならない大切な橋です。
渡っている最中に自動車に遭遇しましたが橋幅の中間には少し広めの待避場所が設けられて
おり助かりました。はじめてのひやひや経験でした。
息子は大学時代に四万十川をカヌーですべったと言っていました。
◎ 足 摺 岬 と 中浜万次郎(ジョン万次郎)
四国の二大岬を見ることができました。
足摺岬灯台を眺望するポイントの入り口にジョン万次郎の銅像が建っていました。
銅像の説明書きの 要約によりますと 「万次郎は足摺岬に近い中ノ浜の漁師の次男で14歳
の とき出漁中に嵐で無人島の鳥島に吹き流され たが、約半年後偶然通りかかったアメリカ
の捕鯨船 John Howland号に救助された。万次郎は船長に人柄を愛され3年間アメリカで
学校教育を受けさせてもらい、通算10年の滞在中 英語、航海術、測量術、捕鯨術を習得し
24歳になって鎖国令下の日本へ帰国。
その2年後の黒船来航時、アメリカでの経験や外国事情に明るいことなどが重宝され免罪の
うえ苗字帯刀を許され幕府の直参に起用された。
初の太平洋横断に成功した咸臨丸の陰には万次郎の航海術が寄与しており公文書の翻訳
や英語教育にも多大な功績をもたらした」 とのこと。
ジョン・万次郎が辿った数奇な人生に想いを馳せたひとときでした。
足摺岬は快晴に恵まれ白亜の灯台が断崖に凛々しく屹立していました。
これで室戸岬とともに四国の二大岬を見ることができて満足!
◎ 竜 串(たつくし) 海 岸
竜串海岸は砂岩と泥岩が層を成しており激しい風や波の侵食で大竹、小竹や蜂の巣などに
見える奇岩ができた珍しい光景が展開していました。まさに自然は造形の魔術師です。
徳島から高知 これから愛媛へと 旅は続きます。
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