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6月25日(火): イオの溶岩湖を空から撮る/ミッション別ページ

2024年06月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノ、イオの溶岩湖を空から撮る

<前書き>: しばらく、木星探査衛星ジュノからの記事を続けます。

太陽を動力源とする探査機からのこのイメージは、地獄のような木星の衛星の興味深い特徴のクローズアップを提供している。

NASAの木星探査機「ジュノ」の科学者達は、この木星の衛星の最もドラマチックな二つの特徴、つまり山と、ほとんどガラスのように滑らかに冷えた溶岩の湖を強調するアニメーションに変換した。この太陽動力探査機による最近の科学成果には、木星の極低気圧や水の存在量に関する最新情報などがある。

この新しい発見は、4月16日(水)にウィーンで開催された、ヨーロッパ地球物理学連合総会の記者会見で、ジュノの主任研究者によって発表された。

ジュノは2023年12月と2024年2月にイオに接近し、地表から約 1,500 キロメートル以内まで接近し、この月の北の緯度を初めてクローズアップで撮影した。

イオには火山が散在しており、そのうちのいくつかは活動している。また、ロキ・パテラ(Loki Patera)と呼ばれる長さ200キロメートルの溶岩湖に関するクローズアップその他のデータも得られた。熱い溶岩で縁取られたマグマの湖の真ん中に埋め込まれたこれらの島々を示す驚くべき詳細がある。機器が記録した湖の鏡面反射は、イオの表面の一部がガラスのように滑らかで、地球では火山によって作られる黒曜石のガラス(obsidian glass)を彷彿とさせることを示唆している。

ジュノのマイクロ波放射計(MWR)によって収集されたデータで生成されたこの地図は、イオの表面が木星の他のガリレオ衛星に比べて比較的滑らかであるだけでなく、中緯度よりも冷たい極を持っていることを明らかにしている。

--- 以下略。

<ひとこと>: 右上のイメージのリンク先は動画 youtube です。

ガリレオ衛星(1989年打上)による木星に関する探査の概要は 「ガリレオ記念記録」 から。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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<ミッション別ページ>

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