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12月10日:東日本大震災を思い起こす(2)

2014年12月09日 21時29分49秒 | 天文・宇宙

東北地震、激しく震える

2011年3月11日、日本の近代史上最大の地震が本土北東の海岸を削った。このマップは各地の震度を示している。それぞれの円は地域の地震観測網と結ばれ米国地質調査所が記録した震度の推定である。黄色は低い震度を濃い赤は高い震度を表している。この地震のデータがオークリッジ国立研究所によって提供された人口密度のマップに重ねられている。振動のパターンは沖合の沈込の溝(subduction trench)と平行しているように見え、強さは南北と対照的に東西方向でより減少している。地面の動きは沿岸の川のようなエリアでより激しく、柔らかな堆積物と基盤に乏しいところで沈下が激しい。震央から遠い東京近くの VIIs と VIIIs の数に注目しよう! 大都市圏の人的被害の少なさは地震準備の証拠であろう。この地震の次週、日本は少なくとも262のマグニチュート5の余震に耐えた。その49はマグニチュード6以上、3はマグニチュード7以上であった。(クライストチャーチの地震はマグニチュード 6.3 )

<参考>:東京湾北部付近の震度に注目。この地方では多くの地盤沈下や液状化が起きた。大きな揺れが伝わったのか?あるいは地盤が軟らかいので揺れが大きかったのか? これは3月21日のNASAの記事。大判はイメージをクリック。

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12月9日:東日本大震災を思い起こす(1)

2014年12月09日 17時27分55秒 | 天文・宇宙

一息入れて、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震を思い起こしてみる。以下は宇宙から見た地震のデータであるが、当時はドイツ宇宙局が発表した被災地観測が最も早く印象的だった。

東北地方太平洋沖地震(NASA地球観測から)

日本時間2011年3月11日午後2時46分、 北緯 38.3 度東経 142.4 度でマグニチュード 8.9 (その後 9.0 に修正)の地震が日本の東海岸を襲った。震央は仙台の東130キロメートル、海底 24.4 キロメートル。これは1900年以来世界で5番目に大きなまた日本の歴史で最悪の地震である。このマップは3月11日の地震と、前震(点線)と余震(実線)を示している。円の大きさは関連する地震の大きさ(マグニチュード: 8.9 max)を表している。

<図の説明>:大洋の白い部分が北米プレート、青い部分が太平洋プレート、その境界が日本海溝。太平洋プレートの沈み込みで北米プレートが歪み、多数の震源が生じている。これは3月11日までのデータであり、余震はこの後も激しく続き、マップが真っ赤になるほど激しかった。データは米国地質研究所から発表されたものである。詳細はイメージをクリック。

左のイメージは、地震の犠牲者を悼んで、当時の国際宇宙ステーションクルーが折った「折鶴」。

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