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12月12日:木星の南半球のカッシーニの視界

2014年12月12日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

木星の霞んだ南極を、赤、青銅、白の帯が取り囲んでいる。多色の同心円の雲の層は、左上に向かって見られる木星の有名な大赤斑(Great Red Spot)のような、混乱した片と薄く白い点の際立った気象システムによって所々で破壊されている。これらの明るい片の多くは稲妻に満ちた雷雨を含んでいる。木星は非常に劇的な気象を持っている。惑星の軸はあまり傾いていないが、激しい嵐と混沌とした雲のシステムで満たされた厚い嵐のような大気を持っている。大赤斑は、実際には、何百年もの間激しくかき回してきた高気圧である。それは複数の地球サイズの惑星を含むのに十分な大きさにあったが、ハッブル宇宙望遠鏡からの最近のイメージはそれが縮んできていることが示された。

<出典>:「Space in image(欧州宇宙機関)

<参考>:左のイメージは1996年6月にガリレオ宇宙船によって撮られた大赤斑。大赤斑は木星の大気の嵐であり300年以上続いている。風は反時計回りに時速約400kmで回り、嵐の大きさは南北で地球の直径より大きく東西で地球の直径の2倍より大きい。

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