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12月1日:ハッブル、極めて豊かな近隣の銀河を明らかにする

2014年12月01日 09時05分45秒 | 天文・宇宙

NASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのこの新しいイメージは、極めて豊かな(super-rich)銀河集団 Abell 1413 を示している。しし座とかみのけ座の間にあるこの集団は、地球から20億光年以上にある。このイメージは、650万光年以上広がっている星達のハローを持つ MCG+04-28-097 と呼ばれる大きく極端に楕円形の銀河によって支配されている。 Abell 1413 の中心の銀河は、周辺の銀河が球形であるのに対して極端に楕円とみられる。 Abell 1413 は、地球に近い銀河達の 4,000 以上の豊かな集団のコレクション、 Abell カタログの一部であり、少なくとも宇宙論的視点からは、それらの光が我々に届くのに30億年未満である。これらの集団は、それらがホストとして働く銀河達の膨大な数のために豊か(rich)と呼ばれる。 Abell 1413 は300以上の銀河達を含むと観測され、集団の巨大な重力によって互いに保持されている。これらの銀河達間の強い相互作用は、ほとんど1億度の極めて高い温度に熱せられて集団の素材をつくり出す。このためにこの集団は非常に強いX線放射を発する。イメージに見える弧の形は重力レンズに起因している。このイメージはハッブルによってとられた可視光線と近赤外線の露出からつくられた。

<出典> ハッブル宇宙望遠鏡

<大判> こちら(デスクトップ壁紙用サイズ)から。

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