詩篇34:19 正しい者には災いが多い。しかし、主はすべての中から彼を助け出される。
一般的には良いことをすれば良いことが帰ってくる。悪いことをすれば悪いことが帰ってくると考えられています。因果応報という考え方です。
これによれば、良い結果を得るためには良いことをしましょう。悪い結果を得たのは、何かあなたに悪い行いや考えがあるからです……となるわけです。
しかし、多くの人が、この考えに呪縛されて苦しんでいます。何か災難があると、あの時のあの悪が今になって報いたのだろうか……とか。過去のあの罪過が、今になって呪いとなっているのだとうか……と。
そこで、何やら怪しげな呪術めいた祈祷師にお祓いをしてもらったり、滝に打たれて身をきよめようとしたりと、過去の清算に躍起になるのです。
良いことをすれば良い結果を得て、悪いことをすれば悪い結果を得る……。こう考えた方が計算が成り立つし、スッキリと筋が通るので受け入れやすいわけです。しかし実際はそんなにスッキリとは計算が合わないのです。
良いことをしても災いがあるし、悪いことをしていながら結構上手くいっている人もいます。世の中は計算の合わないことだらけです。
今日の御言も、「正しい者には災いが多い」と教えています。計算が合わないことの方が多いのだと教えています。だから、無理して計算を合わせようとすると返って無理が出てくるものです。
計算を合わせることの出来るお方は主なる神だけです。だから御言は、「正しい者には災が多い」と述べた後で、「しかし、主はすべてその中から彼を助け出される」と語っています。
計算が合わないのも無理がありません。なぜなら、私たちの住む世界は不完全な世界だからです。悪魔が支配し、神の秩序が壊された世界だからです。正しい者を妨害しようとする悪魔が働いている世界だからです。
※明らかに自分が悪くて起こしたトラブルまで悪魔のせいにしないように。悪魔の働きを認めることは、自らの責任を放棄することではない。
ですから忍耐強く信じ続けてください。必ず主が助け出されます。その究極が、主イエスの再臨です。イエスがもう一度来られるのは清算するためです。主が計算を合わせにやって来られます。(Ω)
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