とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

サントリーホール 2020年12月12日 第九コンサート

2020-12-13 08:14:01 | 音楽 美術


第九といえば小林研一郎さん
今日の新聞を開くと、ベートヴェンの特集が載っていた。
読むと第九のことで、世界で最も第九を指揮した指揮者として小林さんが紹介されていた。
ご本人も昨日のコンサートでそのようなコメントがあったので、自他ともに認めるスペシャリストだ。
今年はベートヴェンの生誕250年であったので、本来なら盛大にベートヴェンの楽曲のコンサートがあったはずだ。先に中止となった五嶋みどりさんのコンサートもそうであった。


コロナウイルスの感染者が過去最高となった昨日、その第九のコンサートが行われた。
コンサートの開催には主催者側にも相当な勇気が必要だったろうが、勇気だけではなく、戦略を練って開催された。

検温装置の設置
チケットもぎは観客自ら行う。
入場は1階席と2階席を分けてスムーズに移動。
座席のとなりは原則空席。(実にゆったりしている。)
退場は、座席ブロックごとに誘導し出口付近の混雑を避ける。
会場の扉を一部開放し空気の流れを作る。

演奏者、ソリスト、合唱団は原則マスク
(吹奏楽器の担当者は例外)ソリストまで前垂れ式のマスクをしていたのには驚いた。よくあんなので歌える。
かなり苦労されたと思う。
合唱団の人達も酸欠にならないかと心配した。

マエストロだけは、当初マスクなしだった。
第一楽章が終って、「やっぱりマスクをします。」となったが、
観客へのサービスと、もう一つはコロナウイルスへのささやかな抵抗だったのだと思う。

大看板のマエストロがこの時期にコンサートを開いてくれたというのが嬉しい。しかも第九、今日のコンサートはコロナウイルス渦中でのレジスタンス的コンサートだった。
小林さんはマスク姿でも躍動していた。
本来の喜びにあふれた第九が聴ける日が待ち遠しい。

昨日のアークヒルズの様子 
やはり少しさびしげだ。



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