自画像
棟方志功はかなり前からファンだった。
たとへばこの谷崎潤一郎の「鍵」
小説自体にはあまり興味がなかったが、棟方志功の画集のような本なので、挿絵見たさに購入した。
今回原画が展示されていた。
そもそもこの展覧会のタイトルが鍵に挿入されている版画だ。
当時の出版界はすごい企画をする。
他にも、版画家の畦地梅太郎と室生犀星なんかもタッグを組んでいた。
「大和し美し」も佐藤一英の詩を土台に、版画として仕上げたコラボ作品だ。
(初期の代表作)
釈迦十大弟子は横にずらっと並べるとすごい迫力
あくの強い個性的な作品だ。
それで一時期は鼻に付いてあまり見なくなっていた時期もあった。
飛ぶ跳ねる湧き上がる。まるでのだめ。
作風もヨーロッパ画壇の影響を受けたようなものもあるが、
基本的に「鍵」なんかで描かれているようなのが私は好きだ。
和田誠さんのもじり(パロディー)「倫敦巴里」でも取り上げられている。
和田さんにかかると、こういう感じになる。
失礼
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