迷走日記

遅れてきた市民ランナーのランニング記録
やっぱり走るって気持ち良いね

探検!勝尾寺八天蔵石

2012-05-07 22:37:50 | 練習
5月6日(日)

裏山探検企画その2です。

箕面のハイキングマップを見て以前より気になっていた八天蔵石を探してみた

そもそも八天蔵石てなに?

八天石蔵ってのは、勝尾寺と周辺村々との軋轢を避けるように寺域を示し、かつ寺を守護するように戦の仏様を埋め込んであった跡らしい。
八天(多聞天・持国天・広目天・増長天の四天王と不動明王を中心とする五大明王)あった仏様は発掘調査が行われ、勝尾寺の宝物館に納められている。(重要文化財)
発掘した後は石碑を立ててモニュメントとしてあるらしい・・・

よっしゃ、面白そうやんと色々調べて見るて練習がてら回ってみることにした。

いにしえの勝尾寺の寺域を調べに行くからには能勢街道~西国街道経由で行かねば。



そして一の鳥居から参道を通り勝尾寺を目指します。



この鳥居の下には町石がある。
高野山の町石よりも古くて日本最古らしい。



説明書きによると三十六町と彫られてあるようだが、何しろ古いから字が消えて読みにくい。

いよいよ山に入ります。頂上の鉄塔まで目指すのだ!



ちなみに振り返ったら・・・



参道は私レベルで頑張ったら走れるトレイルが半分くらい。



そしてヒーコラ言って歩くのが半分くらいかな?

一の鳥居からおよそ40分、3kmあまりで最初の八天蔵石である軍茶利明王石蔵に到着しました。



石碑には八天蔵石の名と方角が彫られています。



今日は勝尾寺はスルーして次の石蔵へ。
次は勝尾寺園地にあるからすぐです。



持国天の石蔵です。

ここまでは楽勝ですが、ここからが本格的に登りに入ります。
東海自然歩道経由だと距離があるので近道を行きますがコースがはっきりしない。



最初は踏み跡を辿って行きますが徐々に細くなって、ついに道が無くなった。
箕面の山は里が近いとは言え、これは不安やわ~。
頭はくもの巣まみれやし、腕は野バラですり傷だらけ。

ヤバイなあとウロウロしてたら上の方にピンクのリボンが見えたので上がってみると整備された道。
やった~、ほっ。
しかしこれが間違いの元。
次の目標である降三世明王石蔵から大きく離れてしまい、時間の余裕がないため次の目的に向かわざるを得なくなってしまいました。

次は北摂霊園の最上部にあるのです。



多聞天石蔵を見つけ、今度は下の府道まで高度差150m以上のダウンヒル。
ヤッホ~
しかしここの霊園って団地みたいや。



○○区××番とかあります。
山の上なのでまだ桜が満開!



管理事務所横にある金剛夜叉明王石蔵は手入れが行き届いており、ここは史跡っぽいですね。



近くの田んぼは水が張られ田植えも間近。



さてこれからの2箇所は難儀でした。

まず広目天石蔵。
車道脇の遊歩道から下の川原にあります。



下へ降りる場所が分からず、遊歩道の柵を強行突破して斜面をズルズルおりて写真をゲット!

 
(上が遊歩道)

増長天石蔵にいたっては沢を辿っていかねばなりません。
杉の木の根元にありますが道路からは見えません。



どなたか奇特なお方が設置してくださったハシゴで降りますが、グラグラ揺れて怖い。



何とか降りましたが下は苔むした石ばかりで滑ってしまい、何度も沢に落ちてしまいました。
おまけに訳の分からない虫がいっぱい飛んでるし。
気持ち悪ぅ~

樹齢数百年といわれる杉の木は根元の直径が1.5mはあるかな。
上部は写真にも映せない。



石蔵は倒れていました。見えへんはずやわ~



北摂霊園の石蔵と大違いで可哀想ですね。

最後はビジターセンターにある大威徳明王石蔵です。



これは楽勝。

まあこんなん自己満足にすぎないけど、色々ネットで調べたので箕面の山の歴史の一端を知る良い機会にはなったかな。

八天蔵石巡りだけでは約11kmになりましたが、さすが勝尾寺の寺域って広いんやねえ・・・

今日28km
今月74km