迷走日記

遅れてきた市民ランナーのランニング記録
やっぱり走るって気持ち良いね

西国33か所 岡寺、壺阪寺

2014-05-06 12:50:01 | 西国33か所
5月4日(日)

西国巡りの第3回目。

西国巡りをするにあたって単なる御朱印集めだけでは面白くないので、なるべくプラスアルファを付けて道中をも楽しもうと考えていた。

単に車で行くのではなくできるだけ自分の脚で歩いたり走って行く、季節感が感じられる花や景色を眺める、土地の美味しいものを食べる等々…。

今回はシャクナゲが見頃の岡寺と新緑の山を歩くコースが組める壷阪寺という奈良の二ケ寺です。

まずは飛鳥にある7番札所「岡寺」へ。

立派な仁王門(重要文化財)が迎えてくれます。



境内に入るといたるところにシャクナゲの花が咲いています。
色んな種類があり、見事。少し盛りは過ぎていますがそれでも素晴らしいです。





西国参りのお寺はどこも立派ですが、険しい場所に建立されていて坂道や階段が多くて年配者には辛いかもしれませんね。
私はまだ大丈夫やけど。



日本最大と言われる大きなご観音様にお参りをして次へ行きましょう。

次は6番札所の壺阪寺です。

ここは浄瑠璃の「壺阪霊験記」の舞台になったところでも有名ですね。
「妻は夫を労りつ~、夫は妻に慕いつつ~」のアレです。

境内は広大、そしてインドとの結びつきが強いようでシルクロードの色合いも少し。



高さ20mの観音様。



その足元にある大草鞋。



健脚祈願やて、南無~。

お参りも済んで、御朱印もいただいたので次は高取山へハイキング。

海抜584mの山頂に立つ高取城址を目指します。

途中にある磨崖仏。



五百羅漢の一部で「阿羅漢」の標識が。
アラカン?私達か!
山道を歩くこと1時間程で城跡の入り口に到着。



案内板を見ると中々大きそう。

日本三大山城やて。



石垣が残っているだけですが、高さも大きさもなるほど立派です。



眺望も素晴らしい。
二上山から金剛・葛城山が目の前に。
そしてその向こうには肉眼では薄っすらと六甲山が見えます。



兵庫県の竹田城祉が日本のマチュピチュと言われていますが、ここは奈良のマチュピチュか?

しかしこんな場所に城を普請させられる職人や人足は大変でしょうが、出来たあとは一里近く坂を上がって登城する家臣も大変やろなぁ。

麓には家臣が住んでいた武家屋敷跡が残っています。



立派なナマコ壁の長屋門は家老屋敷やて。
で、前が土佐街道だそうです。



武家屋敷を過ぎれば町人が生活していた地域と続いていきます。



地域の自治体が整備・保存にチカラを入れているのが分かるし、当日はイベントも行われていて、小さいけれど素敵な街並みでした。