人生アラカルト

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「名曲探偵アマデウス」良くできている

2011-03-01 21:45:41 | 番組を推薦する
NHKの番組で、うまく作っているなと感心するのが「名曲探偵
アマデウス」。私の浅い音楽の知識を埋めてくれて、そして面白い。

好きな曲は沢山あるが、なぜこの曲が好きなのかよく分からない。
「いいからいい」「好きだから」だと。

もし、コンサートに行かれるならこの番組を聞いてから会場へ
足を向けられるがよろしかろう。

1日に聞いたモーツアルトの「ピアノ協奏曲20番」は好きな曲の
一つであった。モーツアルトの協奏曲はどれもメロディーが美しい。

ただ、20番は最初聞く人に不安を与えるのだという。それまで、と違う
方向に当時の人たちは驚いたらしい。

でも、第1楽章第2のメロディーはこの曲の色であり大変きれいである。
メロディーは3回出てくるが、みな仕掛けが違うのだそうだ。これをN教
授がピアノで解説する。

さらに、5線譜で説明するのが、番組の大サービスなのだ。

音符というと、尻込みする人がいるかと思うが、そんなに難しくない。
音程が上がったり、下がったりが分かれば良い。

番組を引っ張って行くのは、所長の天出臼夫(筧利夫)と助手の響
カノン(黒川芽以)だ。探偵局に現れるのが、テーマ曲と悩みを持ちこむ
客人で、毎回役者が違う。

探偵は客の悩みとテーマ曲の本質を解き明かしながら、客の持つ問題の
解決策を見出す。

コミカルに出来ているから、楽に見られるし、主役と客との会話も面白い。
演奏するオーケストラはNHK交響楽団だし、指揮者や演奏者も一流だ。

これは、損をしない番組である。