Yokoの空

犬とわたしと、ちょっと気になる出来事たち…

京都 2日目

2012-05-28 19:35:50 | 旅行・おでかけ

2日目の15日。 予定では、この日が葵祭。
でも・・・ 目が覚めた6時過ぎ、窓の外は曇り空。
下を見下ろすと、地面が濡れています。
「夜中に降って、もう、止んだんじゃないの?」
なぁーんて、期待を込めてフロントに問い合わせたら、
「午前6時に、順延が決定いたしました。」 ですって。

前日の夜、「葵祭が延びたら、その時考えようね」 と言いながら就寝。
朝になってもお腹の思わしくない私は、ホテル近くの病院へ。
その間、友人2人は、リサーチ済みの美味しいお菓子のお店を求めて、地下鉄でお出かけ。

大きな総合病院で、受診に3時間ほどかかりました。
診断は、急性腸炎。
整腸剤と、翌日の葵祭鑑賞中と帰りの新幹線で困らないように、と、頓服を処方されました。

お昼過ぎにホテルで合流した私たち3人、この後、素敵な時間を過ごします。
なんと、ヒデッチさんが、「京都をご案内しますよー」 と、車でお迎えに来てくださったのです。

最初に向かったのは、「百万遍知恩寺の手作り市」。
毎月15日の開催だそうで、この日葵祭があったら、行くことはできなかったでしょう。

 

晴れていたらもっと人が多いというけれど、雨の中、結構な人出でした。
衣料品、アクセサリー、バッグ類、食器、お菓子、植物・・・
たくさんのテントを覗きながら歩くのが、とても楽しくて。
友人はお皿を、私もネックレスを買いました。
帰って使うたびに、「これはあの時あそこで・・」 と思い出すのが、また楽しいものです。


次に訪れたのは、山県有朋の別荘の「無鄰菴」。

 

東山を借景にした雄大な庭園も、雨模様では、東山ははるか雲の向こうでした。
疎水を引き込んだ川が流れ、とにかく気持ちの良い庭園。
お部屋に座って、いつまでもこの庭園を眺めていたい、そんな風に思わせる、素敵な空間です。

ここは、京都に行くと毎回必ず訪れる青蓮院の、すぐ近く。とてもいいところを教えていただきました。

 

雨にもかかわらず、3人の庭師さんが、庭園のお手入れ中。
「撮らせていただいていいですか?」 に、快くうなずいてくださいました。


「ちょっと小腹がすいたのでは?」 ということで、次に向かったのは・・・
ヒデッチさんがお菓子を買いに来られるという「宝泉堂本店」の、ちょっと離れたところにある「茶寮宝泉」。

   

いくつかのお部屋に、すべてのお席から庭園が眺められるように、ゆったりと配された座卓。
疲れた時など、ここでお茶を飲みながら、時間をかけて癒されてみたい・・・

 

お抹茶とセットの上生菓子、季節感いっぱいです。
私は、右のわらび餅を。つるりんと、喉を通っていきました。

のんびりとした時間を過ごした後、わがままな3人が連れて行っていただいたところは・・・
四条通りから界町通りにちょっと入ったところの 「市原平兵衛商店」。竹箸のお店です。
実は私たちが、葵祭以外で、唯一決めていた“行きたい所”。
前日、「みやざわ」さんの近くなので、お食事前にと寄ったら、ちょっとの差で、閉まった後でした。

ここで私も、自分用と夫用(自分用の方がちょっと上です)、そして菜箸を、じっくり選んで、購入しました。


薄暗くなった中、ホテルまで送っていただき、4人で記念写真。
とっても楽しかった2日目の午後。気が付けば、5時間ほども経っていました。

無計画だった私たち、まさか、こんなに充実した時間を過ごせるとは、思ってもいませんでした。
ヒデッチさん、貴重な半日を、私たちのために使ってくださり、本当にありがとうございました。
次に家族と行く時に、「こんな素敵なところがあるのよ」 なんて案内したら、きっと尊敬されちゃうかも。

この日の夕食は、ホテルの京懐石のお店で。

 

菖蒲のつんつんを外すと、右のピンクの器の葛掛けの生雲丹。
お酒は、お腹に優しそうな 梅酒を。

   

食べられるところだけ、無理をしないように・・ なんて言いつつ、「美味しいねー」。
あきれちゃいますね。

  

稚鮎の塩焼き、お腹と相談して、頭と骨を残しました。
「今日はいいマグロが入ったので」 と、最後のごはんがトロと炙りトロの握りに。

半分近く残しちゃったかなぁ。
それでも、「お腹の調子が・・」 とか言いながら、デザートまで、全てのお料理をつついて味わいました。