シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

好きだな~「トゥルーへの手紙」

2008-01-09 22:04:51 | Weblog
昨日TSUTAYA半額デイでまとめ借りしたうちの1本が「トゥルーへの手紙」

04年、有名なファッション・フォトグラファーであるブルース・ウェーバーが製作したドキュメンタリー・コラージュ映画だ。

渋谷から表参道まで歩く途中の旧紀伊国屋の工事現場の壁面に本作のスチールが宣伝として描かれており、「何かかわいい」と思った覚えがある。

ブルースさんはカルバン・クラインの下着の写真ですご~く有名になったらしいの。

男の下着姿で、ちょっちゲイテイストだったこともあって、センセーショナルな話題に。

それ以降ず~~っと売れっ子の写真家に・・写真はバンバカ売れたそうじゃ。

そんな彼は愛犬家として知られているんだそうで、本作も何匹も飼っている大型犬、ラブラドールの末っ子、トゥルーへの手紙を柱に展開します。

ニューヨークの貿易センタービルへのテロ事件が本作製作のきっかけになったらしく、犬への愛、友人への愛、友情、平和への想いをコラージュとしてつむいでいく。

犬かわい~という作品だとばかり思っていたので、いささか意外だったけれど、私たちはとても愛すべき映画に出会えた感じがして幸せになりました。

彼の家、家の前の美しいビーチ、お部屋の中のさらっとした感じのインテリア、すべて「好き」

「だらだらした映画」という評もあるけれど、でも、このたらたら感はキライにはなりませんでした。

BGMのように流しながら、何か他のことが出来たりもする映画です。

ダーク・ボガードやジュリー・クリスティなども登場。

贅沢な映像だな~

最後は何と象も登場します。
これたぶんブルースが飼っているんだろうね。
かわいい~の、この象が。

いや~~期待しないで見ましたが、何回も見たくなる不思議な美しさをもった映画と出会えて満足満足。

PS:ちゃんとストーリーがある映画のほうが好き・・とか、意味がわかる映画のほうが見た気がする・・という方は鑑賞しないほうがいいかな。