シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

食べることとエロ・・「ナイン・ハーフ」

2006-07-16 20:29:53 | Weblog
わたしだけ?この監督が女だと思っていたのは・・

85年エイドリアン・ライン監督作「ナイン・ハーフ」

9週間半(ナイン・ハーフ)の男女のエロい関係を描いています。
主演はキム・ベイシンガー、ミッキー・ローク。

キムちゃんは米国プレイボーイ誌によると「世界で最も美しい乳首の持ち主」と評されている。何が根拠なのか、さっぱりわからんが、セクシーな形なのだそうだ。

映画では、ミッキーはミステリアスな男。キムは強烈に惹かれてしまう。

一番印象的なのは、目隠しをされ裸にされたキムが食べ物責めをされるシーン。
ミッキーにいろいろなものを食べさせられたり、氷で全身をなでなでされたりする。

画像は本作とは関係ないようだけど、こんな感じってことでアップしてみました。

ミッキーがキムに腕時計をプレゼントして、「○時になったらボクのことを思って」とかいうリクエストをする。その時間になると彼とのことを思い出して彼女は職場でもポ~~~

まるで呪縛にあったようだ。何でこんな風に惹かれるのか・・とキムが同性の友人に話すと「それは愛だからよ」

愛????は~~~ってマジャじゃないですが、ただ性的な相性に目がくらんでいるだけでっしゃろ??

女性にとっては、性的な相性の良い男と出会うことはラッキーなことなので、しばしば目がくらんじゃうんですわな。

確かこの映画ではラスト近く、ミッキーの変態チックな要求に耐え切れなくなったキムちゃんが去っていくと記憶しています・・

この映画はレンタルで見ましたが、見た当時ミッキー・ロークはただのキザ男で魅力なしだと思っていましたが、最近の「シン・シティ」ですっかり見直しました。
良い役者さんになりましたね。顔は崩れちゃいましたけど

ごめんなさいの件!

2006-07-15 23:50:38 | Weblog
いつもいらしてくださって、ありがとう!

TBをしてくださっている方のブログにお邪魔してコメントを書き込むと、中にはメアドが必須項目になっているブログがありまして~~

私は原則ブログに関してはメアドは公開していないので、こうした場合はコメントを書かせていただくことができず、ずぁんね~~ん

なので~~TBしていただいても何のご挨拶もない・・ってな場合は、そうした理由のこともありますので、平にご容赦を!

では、今後ともよろしくお願いします!

画像はいつも遊びに行っているデュランさんのブログからいただきました。
かわいいでっしゃろ?


凍りつくドロンの顔が・・「ビッグ・ガン」

2006-07-15 20:45:40 | Weblog
72年ドゥッチオ・テッサニ監督作「ビッグ・ガン」

当時トップスターのアラン・ドロン主演。彼は「もう引退しちゃお」っと思っていた殺し屋役を演じている。

彼が引退することを「殺害」によって阻止しようとしていた組織は、車に爆弾をしかける。

朝、アランは家の窓から妻と幼い息子が駐車場に行き、車に乗るのを微笑みながら見送る・・とそのとき、轟音を立て車は大破!アランのガラス越しの顔のアップ、それが氷のように固まる・・狙われていたのは彼だったのに、妻子の命が奪われてしまった・・

アラン・ドロンにはナタリー・ドロンとの間にアンソニーという息子がおり、溺愛していたようで「息子は自分の血であり、自分そのもの。夜眠れないときも彼がベッドに来るとよく眠れる」と熱くインタビューで答えていた。

もちろん親が子供を愛するのは当然だけど、映画批評家はこのインタビューの答えにアラン・ドロンの「自己愛」的な要素を分析していた。美しい自分、その自分に似ている愛しく美しい息子。息子を愛することは、自分を愛していること・・なんてね。

もっともらしく書かれていたのよ。

色男はつらいね。これがおブスな男、サミュエルLジャクソン(かっこいいけど一応ブ男)が息子への愛を語ったら「なんて子煩悩なパパ」と評価高いのにね。

やたらキレイに生まれるとさ・・いろいろ書かれちまいます。

この「ビッグ・ガン」では、殺された妻子の復讐のために、ドロンが冷酷に次々と組織の人間を殺していく。

でも細かいところは覚えてないな。ラストはどうだったかしら?

アラン・ドロンはこういうシンプルな役が似合いますね。以前記事に書いた「サムライ」もよかった。

ドロンの「さらば友よ」・・未見なのですが、たぶんよいのでしょうね。彼は男との友情もので良い作品を残していますね




たけしが恐い・・「昭和46年大久保清の犯罪」

2006-07-14 23:37:38 | Weblog
83年に製作されたテレビムービー「昭和46年大久保清の犯罪」

実在のシリアルキラー、大久保清に北野武。
何か、すごくリアルで恐かったです。

8人もの女性を殺害して、死刑になった男、大久保清。
この映画が事実を忠実に描いているとしたら、大久保は関係をもった女性をむやみやたらと殺害していたわけではなく、その「嘘」をあばいた女性を殺している。

「俺、絵描きなんだ」
「え~~すごい」

こういう女性は関係後も手をかけていない。

「俺、絵描きなんだ」
「何言ってんのよ。私あなたの正体知っているんだから!」

こういう女性を殺している。

大久保は父親が一種の色情狂で、息子の嫁にまで手を出している。そういう夫を見て見ぬふり・・ひたすら息子の清に愛情を注いだ母親・・そんな偏った家庭で育っている。

だって大久保の兄貴の嫁を強姦まがいで関係をもつシーンで、2階から嫁の悲鳴が聞こえているのに、妻である大久保の母親は無視・・

悲鳴を聞いている清にも何事もなかったかのように接しているんだよ~~

映画ではこの父親の異常さが際立ったいる。

もちろん、こういう家庭に育ったら殺人鬼になっても仕方ない・・とは思わないけど、やはり家庭って大事だよな~~と思うね。

実在の犯人役ってある意味美味しい役と思うけど、この武は素晴らしいね。
やはり実在のよしのぶちゃん誘拐殺人犯を演じた泉谷しげるも素晴らしかったけど、それと同じくらい武も素晴らしかったですね。





初体験なの~~~!!「秋刀魚の味」

2006-07-13 22:35:26 | Weblog
62年小津安二郎監督作「秋刀魚の味」

昨晩生まれて初めて小津さんの作品を見たよ~~

たぶん20代で見たら「つまんね~~の」だっただろうな
今見てよかつた~~~

あの独特のカメラと独特の話言葉・・

「あ~~ちょいとこっちに来なさい」(ちょいと・・ですよ)

「君、嫁に行くそうだね」
「はい」
「おめでとう!幸せにやるんだよ。君、いくつになったかね、さんかね?しかね?」(さん・・は23、し・・は24を意味する)
「しです」
(この会話は会社の上役と部下の会話なので、今なら楽勝でセクハラ)

「おまえ、嫁に行かないのか」
「そりゃ、行くわよ。行かないとは思ってないわよ。そんなこと考えちゃいないわ」
「そうか、行くのか」
「そりゃ、行くわよ」

ひたすらこんなセリフの応酬。

しかも、この映画の中で何分間、酒飲むシーンが出てくるか???
いや~~みなさん、よく飲みます。

全編に淡々とした柔らかい孤独感が漂っている・・乾いているんだけど、殺伐としていない。切ないけど感傷的にはならない。

何かいいね~~俳優さんたちも素晴らしい方ばかり・・
特に笠智衆さんは素晴らしいな~~

画像は笠さんの息子の嫁役の岡田まり子様。キレイですな~

最も印象的だったのは、岩下志麻さん(笠さんの娘役)が好きな彼にすでに恋人がいることがわかり、自室で静かに泣くところ。笠さんが慰めにくる。後姿の志麻さん。そのヘアスタイルはぴっちりとしたアップなのだが、片方だけ一部髪がほつれて下がっている。「あ、髪がすこ~~し乱れているな」と思った瞬間、志麻さんがそのほつれた髪をきゅっと上に戻すの。

何かね~~そのタイミング。気丈な彼女の性格がこんな細部に表現されている・・
今、なかなかこういう余裕をもった映画って見ることはできないですね。



MIB誕生のシーンがかっこいい!・・「メン・イン・ブラック」

2006-07-12 19:50:00 | Weblog
97年バリー・ソネンフェルド監督作「メン・イン・ブラック」

この監督さんの作品はこの「MIB」第一作目あたりまでは、割と好きでした。

なぜか黒服で地球を守るMIB(メン・イン・ブラック)

ウルチョラ防衛隊ってとこ・・かしら。実はすでに宇宙から地球に入国しているエイリアンは数知れず、普通の人間の姿になって地道に生きていたりする。

勝手に入られると困るんで、ちゃんと入国管理システムができている。

イニシャルKという呼び名のトミー・リー・ジョーンズ(最近缶コーヒーのCMではエイリアン役)は凄腕のエージェント。

相棒が引退することになったので、新しい相棒をスカウト。それが警官(刑事かな?)のウィル・スミス。

このテストのシーンがおかしい。他にも有能なやつが呼ばれているんだけど(ほんとの理由は誰も知らない)筆記テストのシーンが特に笑える!!

晴れてエージェントに任命されたウィルはそれまでのすべてのデータを消去される。彼は今までに存在していた履歴を消され、誰でもない人として生きることになる。指紋も消して、名前も頭文字のJ・・のみ。

ウィルはこの黒服がよく似合う。
トミーは年の功、違う味わいでイケテルけどね。

トミーの必殺兵器、記憶消去バー・・いいですね。

「はい、ここ見て~~」ボ!光を見た人はセットしている時間から時間の記憶は全部忘れちゃうの。
じゃあさ~~これ使ってこの監督の「ワイルド・ワイルド・ウエスト」を見た記憶は消してあげようかな・・




ビーストがいまいち恐くない・・「美女と野獣」

2006-07-11 22:26:45 | Weblog
「リトル・マーメイド」の後、ディズニーアニメが完全復活を果たした記念すべき作品「美女と野獣」(91年)

個人的な好みとしては「アラジン」などの方が好きだけど・・

でも当時「美女と野獣」のCGによるダンスシーンにはビックリしましたね。今では、まんず当たり前だが、あのころはね・・

ビーストの声は青春恋愛映画の名作「ジェレミー」(過去に記事でアップしちょります)で主人公ジェレミーを演じたロビー・ベンソン。彼は声優として活躍なさっていたのですね。

この作品は魔法をかけられビースト(野獣)に姿を変えられてしまった王子が、真実の愛を告白されれば、人間の姿に戻してもらえるって話で、しかも期限つき。

バラの花びらの最後の1枚が落ちきるまでに「愛してる」と言われないと、終生ビーストのまま。

家来たちもティーカップや、ロウソク立てのまま、一生を終わることになってしまう。

彼に無理やり近づけさせられたのが、村の聡明なかわい子ちゃんベル。15歳って設定に無理ないすか、この顔は。まあ、ええやろ。

ラスト、ビーストが王子に戻るシーンはなかなかに感動的で、いつもほろっとしちゃう。結局美男美女ってカップリングにはちと反発しちゃうけど。

この映画は妹が大好きで、封切りすぐ後に嫁に行くことになり、結婚式でかける曲の中にこの「美女と野獣」の主題歌を選びたいと言ったので、「え~~それまずいんじゃないの?」と言った。

「なんで~~??いい話だし、いい曲だし」
「だってさ~~男が野獣だよ、野獣。曲だけ聴いてもわからん人がほとんどだろうけど、知っている人が新郎側にいるとやばくない?」
「え~~そうかな」
「反対のパターンを考えてみなよ、「王子とブス」とかさ、そんな映画の主題歌かけられたらイヤでしょ」
「う~~~ん、だって~~~」

とゴニョゴニョ言っていたが、何とかあきらめさせた。ふ~~~世間知らずは困ります。




食べすぎ・・「ディープ・ブルー」

2006-07-10 20:15:08 | Weblog
99年レニー・ハーリン監督作「ディープ・ブルー」

この監督さんは途中まで結構ヒットメーカーだったけど、ジーナ・デイビス(当時の妻)と組んだ「カットスロート・アイランド」あたりから、「ありゃりゃ???」になり・・

この「カットスロート・・」は「ギネスにのった最大の赤字興行映画」ってほんと?

「ロング・キス・グッドナイト」も悪くなかったんだけどね、なんつ~~か、1本調子なんだよね、作り方が。

この「ディープ・ブルー」もめちゃ凶暴で頭も冴え渡ったサメ君たちが、次々と人間を「まいう~~」と食していく様が悪くはないのに、やはり「1本調子」で飽きちゃうんだよね。

昨日もテレビ放映で見たが、なんだかやたらとうるさいな~~と感じてしまいました。

だいたい、スポンサーであるサミュエルLジャクソンが視察に行った日に大嵐になり、孤立しちゃう展開とか、何か今までにも見たことがあるようなもののオンパレードで・・「ジュラシック・パーク」も嵐が事態を悪化させていましたね。

そんな中で、好きなシーンは演説途中のサミュエル君が「バックシ」やられるシーン。あと、いつもならサバイバルできるはずのヒロインの女性もラスト近くで「バックシ」

でも、このサメ君たち、食べすぎ・・じゃないの?そんなに腹へり・・なの?「テレビチャンピオン 大食い大会」に出たら女子の部の赤坂さんに勝てそうです。

人間って大きな骨もいっぱい。洋服とか着てて美味しくなさそう。
カニバリズムの方から言わせると人間は「手のひら」が美味しいそうですが。

レニー・ハーリンが復活する日はいつになるのか?下げマンとまで言われてしまったジーナ・デイビスとも離婚。
ささ、これで誰のせいにもできませんよ・・






や~みなさん、私が相方です

2006-07-08 19:43:23 | Weblog
中学生の夏休み、3チャンネルで変わった番組を見た。全編英語で日本語の解説がつく。

子供向けのような・・でも大人が見ても面白いような・・

マペットがいっぱいでてきた・・それは「セサミ・ストリート」

そのときは夏休み特別放映だったのが、圧倒的な評判でレギュラーになり、日曜の夜オンエアされてましたね。

大好きでした~~

すごいのは、カエルのカーミットと人間の女の子(4歳くらいかな)が順番にアルファベットを言い合うところ・・カーミットはマペットなので、下で動かしている人間がいるのに、女の子がカーミットしか見ていない・・

カーミットが生き物、友達に見えているからだね。

セサミ・ストリート(つまりはスタジオ)に遊びに来る普通の子供たちにとって、そこは本当に街角らしく、収録中も「ちょっとみんな静かにしてくれないかな」ってMCのお兄さんが言わなければならないほど、みんなが楽しく盛り上がっていたんだそうだ。

マペットでは、アーニーとバートのやりとりもかわいくて、アーニーが「シシシシ・・」って笑うのが大好きでした。

今日の画像はカエル君。うちの相方そっくりである。

だからなのか、相方はカーミットが大好き。あの手足の感じもそっくりで、フィギアを車に飾っていましたね。

カーミットがトレンチコートを着て、ニュースキャスターをやるのもよかったな~~

日本では「ウゴウゴルーガ」などが子供番組としては面白かったかな。
今なら「ピタゴラスイッチ」がクールで好きです。



なつかしのテレビアニメ・・「アニマル1」

2006-07-07 22:35:16 | Weblog
68年にテレビ放映された「アニマル1」は「巨人の星」同様、川崎のぼる氏の作品です。

アマレスの世界を描いているんだけど、主人公に時代が表れているっていうか・・。東一郎は水上生活者の一家の長男。母親は亡くなっており、父と6人の兄弟(女は末っ子のナナ子ひとり、あとはみんな野郎ども)と住んでいる。

この生活ぶりがいかにも当時のスポ根もの・・

「サインはV」の朝丘ユミも貧しい家庭で、母親が内職では追いつかない娘の学費を親戚に借りてしまい、その肩代わりに売られそうになる。ってか、そのおじさんの工場で労働しろっていう意味だが・・

「アニマル1」は漫画の王道で、レスリングの技がすさまじい。

「そんなやつ、おらんやろ~~~ちっちきち~~」とつっこまれること、この上なし・・だが。

アニマルドロップ・・何か虫が獲物を取るところから、ヒントを得た・・とかで、まずは相手をかかえてめっちゃジャンプ。たぶん5メートルから10メートルジャンプ。そしてグルグル回りながら、最終的には相手を後頭部から落してやっつける・・

ローリングなんちゃら・・相手と組んでマットを大きく、グルグルと回転、最後は相手をフォール。

何か逆に大変じゃないですか?わざわざそこまでしてくださらなくても・・ね~~

女子バレーで大人気の「アタックNO1」もすごい技満載でした。3姉妹による三位一体、これ、人が見えないんすよ、早すぎて・・

主人公のこずえちゃんが、世界選手権大会決勝でソ連との戦いに見せたのは、ボールの下をなでるようにするスパイク・・すると相手コートにフラフラ入ったボールは4つに・・。

先輩が「こんな技、どうやって思いついたの?」と聞くと「公園で枯葉がハラハラと落ちると何枚にも見えることから思いつきました」って・・

スポ根ものはすごいです。一番すごかったのは、やはり「アストロ球団」でしょうか・・あのすごさに勝てる作品はないかもしれません。4メートルくらいの人も登場、バッターボックスに白い死装束で入り、ファンの涙をそそります。バッターの状態で死を覚悟をするなんて、すてきすぎます





空を見ろ!鳥だ!いやリメイクだ!・・「スーパーマン」

2006-07-06 22:10:41 | Weblog
全米興行収入第一位は「スーパーマン リターンズ」だって!アメリカ人って本当にスーパーマンが好きなのね~~

私はテレビ放映時の「スーパーマン」が大好きでした。昔のやつね。着替えも電話ボックスの中でやれた時代・・

電話ボックスって昔は腰まで隠れていたでしょ。その時代、中でウ○チとかしちゃう人がいたらしく、全体が透明なガラスになったんだとさ。

78年のクリストファー・リーヴさん主演の「スーパーマン」(監督はリチャード・ドナー)のときは、お着替えは電話ボックスではなかったですよね。時代の流れですね。

今だともっと違った設定になってるはず、リメイクも見るべきかな。

それにしてもこのスーパーマン役の人って、美男子ってこと以外にあまり特長のない、クセのない男優さんが選ばれるんだね。

「スパイダーマン」や「バットマン」とはそのへんが違います。

この78年の作品はバンコクの映画館で鑑賞。始まると王様の写真がまずでっかくスクリーンに映される。みんな起立!立たないと警備のおっさんに立つよう促される。タイの人々の王室への敬意はすごいね!

こちとら外国人観光客も例外なくスタンドアップ。

今はどうか知らないが、当時はこれが当たり前の風景だったようだ。

この作品は娯楽映画としても良かったし、悪役が迫力ある俳優がやっていて、その点もよかったね。こういうヒーローものは悪役さんが命。
「バットマン」の第一作の面白さは、つまるところ、悪役ジョーカーを演じるジャック・ニコルソンの魅力に尽きるもんね~~

それにしてもスーパーマンの前髪のスタイルって一歩間違えると横山ノックの前髪に・・なる気がしますが





メロドラマの王道・・「慕情」

2006-07-05 22:25:46 | Weblog
55年ヘンリー・キング監督作「慕情」

舞台は49年の香港、ジェニファー・ジョーンズは夫を亡くした女医、ウィリアム・ホールデンはアメリカ人の新聞記者を演じている。

ふたりは出会い、恋に落ちる。

恋しているとよく会った場所などが思い出の場所になる。「あ~~そうそう、ここで、時間も忘れて話したよね」とか「ここで別れを惜しんでいつまでも一緒にいたな~~」とか・・思い出と場所がからみあう。

この「慕情」ではふたりの思い出は、あの「丘」になるだろうな。

ふたりは丘の上の木によりかかり抱き合ったり・・最後の別れのシーン(本人たちは最後と思っていないが)もこの丘の上だ。

私はウィリアム・ホールデンが大好きでした。
大人でダンディでね~~

私生活は結構大変だったようで、晩年はさみしかったようです。
亡くなった後も発見されたのは数日たってからだったそうですね。

「慕情」は、物語そのものには特に際立ったところはなかったのに、いつまでも心に残るのは、作品がもっている「品格」のようなものでしょうかね。

見たのは子供のころだったのに、とても感動したのを覚えています。

今一度見てみたい作品だな~

ふたりが水着でタバコに火をつけあうシーン、特にもう一度見たいです





ストーリーを忘れ、オチを忘れ、見たことも忘れ・・「サイン」

2006-07-04 20:15:20 | Weblog
02年M・ナイト・シャマラン監督作「サイン」

主演はメル・ギブソン、共演はホアキン・フェニックス。

この監督は「シックス・センス」で大ヒットをかっとばし、レンタルで見たときは「え~~~~~~!!!!」と驚愕のラストにまんまとはまった私たち。

次の作品「アンブレイカブル」を見た友人は「もう、くそみたいな映画で、あれだけ意味もなくつまらない映画は見たことがない」と怒りマークでした。

ふ~~ん

でもこちらは見ずに「サイン」を鑑賞。「アンブレイカブル」のサミュエル君のヘアスタイルが生理的に許容範囲を逸脱していたため・・

「サイン」は脚本が10億円、あとはメルの出演料で製作費のほとんどがふっとんだようですだ、10億円だよ、10億円・・

しかし、何か思わせぶりだな~~なんだろ?なんだろ?と考えているうちに、「へ???」っていうオチで・・

今日のタイトルのように「がんばっていただきたいの」のキミマロさんの漫談のような展開。

ミステリーサークルを期待して物語をおっていくと、「へ?」

「宇宙戦争」のようなツオイ宇宙人を期待して見ていると「へ?」

なぜ、これが10億円の値がついたのだろう?

アメリカではたまに考えられない値が脚本につきます。「ロング・グッドバイ」っていうアクション映画の脚本も高値、でも映画はこけてしまった。
脚本がよければ、すべて良しというわけにはいかない・・だね



なぜか幸せな思い出・・「死霊の牙 シルバー・ブリット」

2006-07-03 22:00:32 | Weblog
85年スティーブン・キング原作、脚本の「死霊の牙」は未公開作品。

監督はダニエル・アティアスで主演はコリー・ハイム。

15年くらい前、すたこらインドに行ったとき、相方とふたりでアパートにステイしたことがある。
冷房がなくて・・しかもそのとき、めちゃ暑い時期。

4月5月の暑さったら、大理石の床に水をまいて扇風機をまわして涼むんだけど、あっという間に乾いちゃう。

ふたりとも疲労の極致になり、ホテルに数泊することにした。
とにかくクーラーのある部屋で寝たかったんすよ。

そのとき、泊まったホテルの部屋で「すずしい~~~」って言いながらテレビでやっていたこの映画を見たのよね。

物語はホラーで、狼人間もの。銀の銃弾は狼人間をやっつけるための最終兵器。

映画としてそんなに飛びぬけているわけではないんだけど・・けど、とにかく見た状況が状況だけに「なんて幸せ~~~」

涼しい部屋でビールを飲みながら見た映画・・「ありがたや」って気持ちでいっぱいですた。

映画って見る状況によって変わるよね。ホラー見てるのに、ニタニタ幸せ気分・・

キングさんの作品って映画化が難しいようです。でも、この作品はシンプルだったせいか、まずまず面白かったですね。
「ドリーム・キャッチャー」などはコピーが「見せてあげよう、見てはいけないものを・・」でしたが、映画ファンのサイトでは「本当に見てはいけないものだった・・」とありました。

難しいのですな~~







かわいい愛すべき映画・・「クール・ランニング」

2006-07-02 23:12:50 | Weblog
93年ジョン・タートルトーブ監督作「クール・ランニング」

88年のカルガリー冬季オリンピックに実際に出場したジャマイカのボブスレーチームを描いた作品で、公開当時アメリカではすごいロングヒットとなった。

ジャマイカでボブスレー?だって彼ら、雪も見たことないのに???

彼らがカルガリーに到着、空港から出る(出れない)シーンがめちゃ笑えます。

だって外はものごっつ寒い!見たこともない雪が降っとるし~~~

生まれた土地では決して見たことのないものが、他の世界では当たり前って、本当に面白いことです。

20年近く前、初めてインドに行ったとき、街中を牛が歩いていることに大ビックリ!だってさ、田舎じゃないんだよ、ボンベイだよ、ボンベイ!

日本で言ったら大阪駅近くを牛が歩いているってこと・・

この映画でコーチ役を演じたジョン・キャンディにとっては生前最後の大ヒット作。彼は本作公開後、44歳の若さでこの世を去っている。

いい役者だったのにね、「おじさんに気をつけろ」など好きでしたが、肥満は短命のもとですね。

「クール・ランニング」はスポ根要素あり、コメディ要素あり、でも最後は感動もでき、とてもかわいい映画。後味がいいので、良い気持ちになれます。

オリンピックへの資金かせぎに女の子へのキスを売るシーンが大好きでした。

ジャマイカというと知人で日本人レゲエバンドのマネージャーをやっていた男性が、ジャマイカの聴衆を前に「じゃ~~まあ~~い~~か~」と駄洒落ですべったことを思い出します。日本語は通用せんやろ~~