シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

なつかしのテレビアニメ・・「アニマル1」

2006-07-07 22:35:16 | Weblog
68年にテレビ放映された「アニマル1」は「巨人の星」同様、川崎のぼる氏の作品です。

アマレスの世界を描いているんだけど、主人公に時代が表れているっていうか・・。東一郎は水上生活者の一家の長男。母親は亡くなっており、父と6人の兄弟(女は末っ子のナナ子ひとり、あとはみんな野郎ども)と住んでいる。

この生活ぶりがいかにも当時のスポ根もの・・

「サインはV」の朝丘ユミも貧しい家庭で、母親が内職では追いつかない娘の学費を親戚に借りてしまい、その肩代わりに売られそうになる。ってか、そのおじさんの工場で労働しろっていう意味だが・・

「アニマル1」は漫画の王道で、レスリングの技がすさまじい。

「そんなやつ、おらんやろ~~~ちっちきち~~」とつっこまれること、この上なし・・だが。

アニマルドロップ・・何か虫が獲物を取るところから、ヒントを得た・・とかで、まずは相手をかかえてめっちゃジャンプ。たぶん5メートルから10メートルジャンプ。そしてグルグル回りながら、最終的には相手を後頭部から落してやっつける・・

ローリングなんちゃら・・相手と組んでマットを大きく、グルグルと回転、最後は相手をフォール。

何か逆に大変じゃないですか?わざわざそこまでしてくださらなくても・・ね~~

女子バレーで大人気の「アタックNO1」もすごい技満載でした。3姉妹による三位一体、これ、人が見えないんすよ、早すぎて・・

主人公のこずえちゃんが、世界選手権大会決勝でソ連との戦いに見せたのは、ボールの下をなでるようにするスパイク・・すると相手コートにフラフラ入ったボールは4つに・・。

先輩が「こんな技、どうやって思いついたの?」と聞くと「公園で枯葉がハラハラと落ちると何枚にも見えることから思いつきました」って・・

スポ根ものはすごいです。一番すごかったのは、やはり「アストロ球団」でしょうか・・あのすごさに勝てる作品はないかもしれません。4メートルくらいの人も登場、バッターボックスに白い死装束で入り、ファンの涙をそそります。バッターの状態で死を覚悟をするなんて、すてきすぎます