シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

にわかジョニデ・ファンが多いなか・・「エド・ウッド」

2006-07-24 19:47:23 | Weblog
今最も多くの映画雑誌の表紙を飾っているスターは、ジョニー・デップだそうだ。
表紙は売るための大事な顔・・つまり彼が表紙になれば売れるってこと。

若いオナゴがキャ~~~キャ~~~いっとるが、「パイレーツ・・」くらいからファンになったとしたら甘い、甘い!人生をなめてます!

「シザー・ハンズ」からやり直しなさい。そしてこの「エド・ウッド」のような作品でもジョニデの素晴らしさを感じ取りなされ!!

94年ティム・バートン監督作「エド・ウッド」

ハリウッド史上最低な映画監督と位置づけられている実在の人物、エド・ウッドにジョニデが扮している。

彼の撮った映画、一度見てみたいです!タコと戦うベラ・ルゴシ(ドラキュラ役を演じた有名な俳優らしい、知らんかった)のシーンとか絶対いけてると思う。

私が好きなのは、エドが自分の作品を見ているときや、撮影しているときに、俳優のセリフをうっとりと口を合わせてささやいているシーン。
本当に自分の好きなものを撮っているんだという陶酔感があるんだよね。

でも、観客はそのあまりのひどさに映画館で大暴れ!

「なんで自分がやりたいことは人に受け入れてもらえないのか」と落ち込むエド。

資金集めも大変で、いつもお金にキュウキュウ

誰にもわかってもらえない!みんなのバカ!!って撮影所を飛び出して酒場に行くと、そこには何とオーソン・ウェルズが!!
エドは敬愛するオーソンに「自分の夢を撮れ!人の夢を撮ってどうするかね」と激励され、やる気まんまんでスタジオに戻り、またもヘンな映画製作に没頭・・

ラストでは、結局いわゆる成功には恵まれなかった彼のその後の人生に関する解説が出てくるが、でも、彼のまわりには常にエド・ウッド組のような取り巻きがおり、彼を愛し応援していたようだよね。

その中のひとり、性転換を夢見ているビル・マーレイのオネエ演技にはしびれました。

脇役もみな素晴らしく、愛すべき作品です。バートン・マニアの人には絶対おすすめです!え、もう見てる?そりゃ、そうだわな