シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

心優しきカーペンター監督作・・「スターマン」

2006-07-31 23:30:17 | Weblog
副題のベタさがひどい・・84年ジョン・カーペンター監督作「スターマン/愛・宇宙はるかに」

ジェフ・ブリッジスは宇宙から来たエイリアン、地球との交流のためにいらしたらしい。アメリカの田舎町で亡き旦那との思い出にひたりきり、今だ立ち直れない未亡人にカレン・アレン。

カレンさんはいつ、どの映画で見ても酒豪のイメージがつきまとうが、「インディ・ジョーンズ」の影響だろう。
ジェフ君は、アメリカの田舎っぽい兄ちゃん役がよく似合う。

エイリアンであるジェフはカレンの家で旦那のもの(確か毛髪だったかな、忘れたが)からDNAをコピー、見事亡くなったはずの旦那の姿にへんし~~ん。

もちろん最初は度肝を抜かれたカレンだが、こうした作品のお約束通り、彼とともに目指す地点まで旅に出る。

一種のロードムービー、そしてカルチャー・ギャップ・ムービーですね。

これね、当時アメリカに行く飛行機の中で見ました。機内映画で泣くなよ~~と困るくらい泣きました。

たまたまひとりで見たので、相方に「えれ~~~いい映画じゃよ~~」と細かくストーリーを話した。そして、レンタルで鑑賞したが、「確かによい映画だが、ちみ(君という意味)の話の方がおもしろかった」と言われた。

でも、いい映画です。切ない終わりですが、そこがまた、いいのよね~~

ジョン・カーペンター監督はホラーなどでたくさん名作を生み出していますが、こうした純な映画も作っていらっしゃる。

大したもんです。

続編がテレビ・ムービーで製作されているらしいですが、たぶんNGでしょうね。

「コクーン」と同じパターンでこうした作品は最初のアイディアの新鮮さで成り立っているので、続編を作ること自体、犯罪行為です。