昨日は午前中、鹿児島県議会を訪問し、先週常任委員会で視察した「肥薩オレンジ鉄道」の鹿児島県側の取り組みを担当者から聞いてきました。
九州新幹線の開業に伴う、平行在来線、鹿児島本線の存続対策としてスタートした三セク鉄道のオレンジ鉄道も5年目を迎えています。
当初計画では黒字経営を予定していましたが、沿線人口の急激な減少と高齢化により、赤字経営になっており、両県自治体の負担で穴埋めをしています。
前日のスーパー視察のため、オレンジ鉄道に乗りましたが、車内には高校生がたくさん乗車しており、やはり通勤通学の足として活用している姿を見ることができました。
また、海岸線に面しており、車窓からの眺めも素晴らしいものがありました。
赤字補填についての議会や県民の反応を質問しましたが、当初黒字経営を想定していたため、会社に対する企業努力を求める声が強いとのことでした。
ちなみに、社長は2代にわたって民間から登用されており、社員もほとんどがJR九州からの出向とのことでした。
朝に海岸に寄ってもらったら、目の前に噴火の煙を上げる桜島が見えました。