二年前に横手市で開催されて大好評をはくした「藤城清治展」が、今日から
9月8日まで同じ県立近代美術館で開催されるので、妻と見に行ってきました。
会場内は撮影禁止なので、こうして入口で記念写真を撮りました。
藤城さんは1924年生まれの89歳。未だに旺盛な制作意欲で次々に新作を
作り続けています。
二年前に見たときにも、影絵が醸す独特の藤城ワールドのメルヘンに魅了されましたが
今回、再びまじかに新作も見ることができ感激しました。
8割近くが前回展示されなかった作品で、特に今回はメルヘンチックな作品だけでなく
2年前の東日本大震災の被災地を描写したものや、原爆の被害にあった広島の施設を
描いたものなどシリアスな作品もあり、見る人を引き付けました。
薄いカミソリの刃一枚で夢の世界を描く天才で、独特の世界観を映し出していました。
なまはげ由来の男鹿市真山神社の999段の石段を描いた大作や、刺巻湿原のミズバショウ、
大曲の花火や横手のかまくらなど、県内を描いた作品も見どころです。
皆さんも機会があれば是非ご覧になることをお勧めします。
帰りぎわに、お茶のお点前を勧められ頂いてきました。
流派はわかりませんでしたが、落ち着いたなかで、ゆったりとした時間を過ごし
リフレッシュすることができました。