凍る背筋

今日から寒さが、ひどくなってくるらしい。
風邪をひかないように、暖かくして眠りたいと思って、ふとんに布団乾燥機をセットして、あたためることにした。
気分よく、布団をひいていると、ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、っと、階段がきしむ音。
よからぬ思いがして、音の出るほうを見ると、なかなか音がやまない。
一瞬で、背筋に寒気が走った。
音の出るほうを見つめながら、何かが起こったらいけないと、身構える私。
ふと、黒いものが目に付いた。
体中に鳥肌が立つ。
ぎぃ。ぎぃ。
目を凝らして、よく見ると、母が足をかばいながら上がってきた。
「お母さんか。」と、こわばったからだを楽にした。
そういえば、最近、足が痛いとのこと。
母が、階段を上がる時は、一段ずつ足をそろえて上がってくるんだった。
年をとるということは、からだに少しづつ故障を抱えることかもしれない。
別の意味で、怖い思いが心をよぎる。

ダンス、ダンス、ダンス

私は、よく家で踊っている。
でも、家族には、ばれていないと思っていたけど、今日テレビで女優さんが踊っているのを母が見て「あんたも、よく踊っているよね。」と、ぼそっとつぶやいた。
踊っているとは言っても、盆踊りの出来損ないみたいなものだ。
勝手に、歌って踊っている。
でも、踊っている時は、気分のいいときだ。

今日は、一人で、ひげダンスに挑戦してみた。
意外と様になっていると思っている。
しかし、おなかのお肉が邪魔して、シャープな踊りが出来ずにいる。
ちょっと、ボックスも踏んでみた。
太もものお肉が邪魔して、大きなボックスが踏めない。
私の踊りのネックは、からだのお肉だ。
もっともっと踊りこんで、お肉を落とさないといけない。
こんなのでは、ＡＫＢ４８に入れない。
もっとキューとなって、プリッとして、スラーっとしたら、もしかしてうまくなるかもしれない。
踊りを極めるのは、まだまだ先のようだ。

散歩かな

夕飯を食べ終えて、ホッとしていたら、母が「ちょっと、出かけよう。」というので、雨の中、傘をさして、母の後ろをついていった。
「どこへいくんだろう。」と、思いながら、小走りの母の後ろを、大股で歩く。
なんか、昔、怒られたとき、母の後ろを無言でついていった記憶がある。
嫌な予感が走る。

道をくねくね曲がりながら、母は、終始、小走りだ。
だんだん歩くのが疲れてくる。
そして、家へと母が小走りで帰っていく。
今日から、夕方の運動が始まった。
私の体型を気にした母が、運動を始めてしまった。
これから、ずっと運動が続くと思うと、なぜか気が重くなる。

体重計にのってみた。
でも、体重は、一向に減っていない。
むしろ、体脂肪が増えている。
一体、あの散歩みたいな運動は、何なんだ。
まだ、一日目だから、体重は、変わらないのかもしれないが・・・。
ふぅ。これから先が思いやられる。

嫌な過去は忘れること

私には、どうしても忘れたい過去がある。
その過去によって、いつもくよくよ悩むことが多い。
過去は、過去。
過ぎ去ったことは、考えても、元には戻らない。
そういう時は、あっさりと忘れてしまうことが肝心。
「過去をばねにする。」と、言う人もいる。
しかし、どうしてもばねに出来ないことも多い。
そんな時、消し去るのが一番の解決策と思う。
いつまでも、覚えていても何の価値にもならない。

今を生きる。
今って、この瞬間。前後４秒。
合計８秒が、今だ。

未来を生きる。
今より先。
夢を作ろう。

今と未来で、手一杯で、過去なんてどうでも良くなってくる。
未来は、きっと明るいものだと思っている。
明日の自分は、昨日より何歩も前を目指して歩いている。
過去にひきづられるなんて、本当に無意味なことだ。
嫌な過去は忘れること。
それが、一番大切なことだと思っている。

愛犬のお尻

愛犬のお尻を洗うのが、私の日課だ。
いつもお風呂に入ったあと、身支度をして、愛犬をお風呂にさそう。
「おいで、お尻をチャプチャプするよ。」と、言うと愛犬が、お風呂場の縁に手をかける。
でも、入ってこない。
何度も何度も「おいで、いい子やね。」と、無理やりお風呂場に入れるんじゃなくて、声だけでお風呂場に入るように、言う。
すると、愛犬が意を決してお風呂場に入ってくる。
「いい子。いい子。お尻をチャプチャプしようね。」と、頭や、体をなでてやる。
愛犬は、熱いお湯が苦手。
だから、人肌ぐらいに温度を調節して、お尻にシャワーでお湯をかける。
石鹸を塗りたくり、お尻をもみもみする。
綺麗に、シャワーで石鹸を流し、お尻のにおいが消えたら、バスタオルでお尻を拭く。
その間、ずっと、愛犬を誉めたおしていい気分にさせておくのが大切。

お風呂から上がったら、愛犬は嬉しいのか部屋中、走り回る。
そのあと、お尻を、ドライヤーで乾かす。
毎日のことだから、もう慣れたけど、愛犬のご機嫌をとりながらする作業は大変だ。
風邪をひかさないように、気をつけなければいけない。