すっぴんハート

心の声、つぶやきを思うまま綴ります

僕と息子の973日間

2019年10月22日 | 思うこと
清水健さんの「僕と息子の973日間」を借りました。

息子さんへの愛情がいっぱいで、亡き妻へ思いを馳せながら書かれた本でした。
何度も涙が出てきて、涙をぬぐうのに手間取ります。

子供を育てるのは、本当に苦労が絶えません。
それも、シングルファーザーとして、仕事をしながらとなると、筆舌しがたいものがあるのでしょう。
だんだん大きくなっていく息子さんの様子もわかり、いつか、「なぜ、僕にはお母さんがいないのか。」と、問い詰める日がくるのではないか。と、思います。
シングルマザーもファーザーも、どちらも大変なことでしょう。
自分以外の人の命を預かるものですから。

昔、母が、「もし、自分の子供が大きな動物に食べられかけていたら、自分の身を顧みず助けに行く。」というのを聞いて、親が子供を思う心を知りました。
私の場合は、両親ともに健康で、それぞれの立場が分担されていて、私たち姉弟は健やかに育つことが出来ました。

清水さんは、たった一人で子供を育てることを決心したようです。
子供のために、新しい母親を迎えることもしませんでした。
ほんと、潔いことです。

私はキャスターであった清水健さんを知っています。
ニュースでいろいろなコメントを自在に操る清水さんは、とても有能な方でした。
本の中の彼もまた読みやすい文章でいろいろな心の内を語っています。
人の人生は、本当に稀であり、いつ何時どうなるかわからないのです。

全ての人が幸せでいて欲しい。と、思うようになりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする