二郎系、家系、
金沢には 神系 なるものがある。

和歌山井出商店の流れを汲む金沢の人気店
金澤濃厚中華そば
神仙(しんせん) が手掛けたグループ店。
特盛りボリュームが売りの
麺屋 神やぐらに引き続き
この7月にオープンさせた 幸せいっぱいラーメン
神力舎
いづれも 店名に恐れ多くも畏くも ”神”という文字を冠しているところから
自ら”神系”と名乗っておられる。
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その本店 金澤濃厚中華そば
神仙(しんせん) の

開店1時間で完売するという幻の夏メニュー、
鴨と帆立の冷やしそば¥880(味付玉子トッピング)
朝一の開店を待って頂いて来ました。

透明スープにこれまた透明な細麺。
器こそ焼き物でしたが、見た目もじゅうぶん涼しげです。
魚介の香り、特に鰹よりもっと魚醬に近い匂いというか
嗅覚を刺激するするような(ちょっと言いすぎ?)それがまた食欲をそそります。
冷た過ぎないスープは甘みや酸味はまったく無く、
まさに魚介たちの出汁が効いていて
あっさりの中に旨みが凝縮しているという感じでおいしい。
透明感のあるやや縮れ細麺はものすごくコシがあって
噛み締めるほどに麺本来の味わいが口の中に広まってきます。
しかし自分には少々ゴワゴワし過ぎて、のどごしを味わうには
固すぎた印象でした。
対照的に穂先メンマがとろとろで食感が揃っていない印象。

期待の鴨肉
(ミディアムレアで必要最低限の火を通したフランス産マクレカナールとのこと)
は、冷製でも脂のしつこさが無く適度な噛み応えと香ばしさがあって
とてもおいしかったのですが、いささかボリュームが足りないのが残念。
コスト的に限界なんでしょうね。
スープを飲み干して
ごちそうさまでした。
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この7月20日にオープンした 幸せいっぱいラーメン
神力舎(じんりきしゃ)
うまいこと名付けるもんだ。

”神”を用いた店名で
六厘舎とゴロが似てるし、人力車(じんりきしゃ)で
言葉にも馴染みがあって覚えやすい。なんか意味深な感じもする。
神やぐらはちょっとムリがあるかな。
意味がわからん。 神神楽だっけ?
神楽(かぐら)と間違えそうでややこしい。
いつぞやは 神仙と神楽がコラボして「神々の一期一会」なる企画も果たしたので
神楽も神系なのかと錯覚しそう。
さらに門下には、
御輿・味噌専門
大河など
実力店があり
金沢の一方の雄、
一心屋のこれまた実力門下、
じゅん・凌駕堂・つち田と覇権(これは あくまでもワタシの妄想です。あしからず。)を争う様子。
などと前置きが長くなりましたが
初訪なのでお店の外回りのスタッフ(なんだか陽気でゴム長靴アレンジがユニークなあんちゃん)に
神力舎のおすすめメニューを伺ったところ
「なんだと思いますか?」と(案の定) 逆に訪ねられ、逆切れしそう(笑)
名物は肉そばでいろいろなトッピングがあって、
味玉肉そば¥780(819込)をオーダー。
並盛り290g、大盛り400gが同じ価格です。(神仙のつけ麺の価格設定と同じ戦略)
「麺大盛り増量無料」がうたい文句で、これをもって「幸せいっぱいラーメン」の所以ということか。

白濁動物系スープには背脂が入り茹でたもやしと味付けされた豚バラ肉がのって
おろし生姜が一つまみ盛ってある。
麺は太くピン角のストレート。
一見
丸源ラーメンの肉そばと似ている。
価格設定もデフォで¥682、味玉付きで¥787(込)と微妙に同価格帯。
神力舎は内税表示(微妙にNG) しかし麺量、並盛り290gで差別化を図っている。

こちらのウリで「圧力炊きスープ」と言って、巨大なおよそ75L以上はありそうな業務用圧力鍋(圧力寸胴鍋と思われる)を使って
出汁を仕込んでいる。
同じく神仙出身の
中華そば御輿のとっても狭い厨房でも
業務用圧力鍋を使っていた。ただし両手鍋タイプの75Lタイプだったと記憶している。
高温・高圧で一気に炊き上げ「寸胴鍋よりはるかにコクと旨みを引き出す」と大きな看板POPが店内に張り出されているが
実際はガス代節約の効果のほうがはるかに大きいと思う。

そのスープだが、確かにコクと旨みは出ていると思うが舌に感覚が伝わってこないというか
塩分が少ないのか
スープだけ飲むとおいしいのだが、麺を食べると薄く感じる。
麺を一口+スープを一口。または麺を一口+豚肉を一口。で味を継ぎ足さなきゃならない状態。
麺の熟成が足らないのかパサパサして粉っぽいというか、口の中が乾いてしまうので味が物足らなく感じるのか?
なまじ麺量が多い分味の調整に苦労した。
胡椒がテーブルになく、七味かおろしニンニクで調整するが、おろしニンニクを2回も投入したため
食後非常に喉がかわいた。
この自家製麺は、グループ内の「
神やぐら」から納入されているとのこと。

メニューの「近日登場」とテープが貼ってある 旨辛ラーメン、淡麗塩ラーメン(これらは麺が変更になるとの事)
に期待して再訪したい。

開店まもないということで開店祝いの花輪がいっぱい
神系に混じって
環七てらっちょや凌駕堂、大河、一鶴のものも。