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イタリアより

滞在日記

トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方(2)と普通切符の「掟」2024.

2024年09月09日 | トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方

ミラノ中央駅西口に飾られた

クリスマスツリー

2023.12.23撮影

イタリアでは、今以て(もって)駅のホームに入るまでが一苦労。切符を買って一息ついても、そこから更に列車に乗り込む、もう❛ひと手間❜が待っています。しくじると罰金も科せらる厳しい掟のあるトレニタリアです。

構内では、旅行者が一様に見上げる電光掲示板ですが、この掲示板で最終確認しないことには当の列車には乗れないのです。切符にある列車番号「RV2022」と行先そして発車時間を確かめて、先ずは運行していることに安堵しました。以前、公式サイトに記載されている列車が、掲示板に表示されないことがあったからですが、ここはイタリア、未だにこんなことが起こるのです。さて、次に待つのは何番線のホームに列車が入るのか…今更ですが、この掲示板の見方を復習です。

駅構内の電光掲示板は二種類あって
★出発時刻を見るなら「PARTENZE」(出発時間)
★到着時刻を見るならば「ARRIVO」(到着時間)

左から

★運行列車
★列車番号
★行  先
★発車時刻
★遅延時間
★列車情報
★ ホ ー ム

上記では、「トリノ行き」列車「RV2022」の発車ホームは
まだ決まっていず、掲示板をにらみつけているところです。

当日券売機で購入した
ミラノからトリノまでの
普通列車の切符

※この切符でも刻印(CONVALIDARE)は必要

電光掲示板を見ても分かるように、同時刻に発車する列車は何本もあって、この「列車番号」を確認するのはとても重要です。又現在、現地で購入した普通列車の「紙の切符」に、上記のように出発駅・到着駅とともに、日にちと時刻が印字されている場合は、当の列車にしか乗れなくなっています。

以前は、出発駅と到着駅のみの印字で、購入した切符の4時間以内なら、どの列車にも乗車可能だったのですが、電子チケットが登場したと同時に、約款が変更されました。地域によっては、以前と同じルールが適応されることもある、としていますが、「不正乗車」を防ぐ目的で、今後は、普通列車と言えども、当日窓口や券売機で購入した普通列車の切符は、順次、指定された電車にしか乗車できない規則に置き換わっていくのかも知れません。ちなみに以下は、2023.12.20にミラノからローディまで、当日券売機で購入したトレノルド線の普通電車の切符です。

トレノルドの普通電車は
2023.12.20現在
今まで通り…のようで

「刻印から6時間有効」
同日・同種類の他の列車に乗車可能

-続く-

 

 

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トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方(1)と新制度「ETIAS」情報

2024年09月07日 | トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方

AIで加工したスペルガ大聖堂

原画は2023.12.23撮影

※「ETIAS」(欧州渡航情報認証制度)が
いよいよ2025年から始動します
現時点で分かっていることと
注意事項を後述します

久しぶりの更新になりました

「S.M.Dグラツィエ教会」に続いて、トリノの「スペルガ大聖堂」への行き方も追記しておこうと思います。「2023年版行き方シリーズ・第二弾」となりますが、ミラノから日帰りできるのでお勧めしたい聖堂です。この場所への行き方は、公式サイトにも「Dalla Stazione di Porta Nuova: linee 61 o 68 direzione Sassi.」とあって、要するにトリノ駅前からバス61番か68番に乗って「Sassi.サッシ」方向へ行く。帰りはその逆のコースをたどればいいのだと安心しました。が…、そうは問屋が卸さないのがこの国です。

ちなみに、「そうは問屋が卸さない」は、物事は簡単には進まず、思い通りにいかないことを意味する言葉。予想外の困難や障害に直面することや、自分に都合がいいように行くものではないことを表現する(by AI)…まさしくその通りでした。

上記写真の原画

2023.12.23撮影

先ずはミラノからトリノまで、列車で移動します。これまでの経験から冬の北のエリアでは、山の上や丘のてっぺんには、午前中、霧が出たり朝もやが立ち込めたりすることから、この日は午後の聖堂開館時間2時半に合わせて、午前11時過ぎの列車で移動することにしました。

券売機でチケット購入

ミラノ11時15分発
1.CLASSE(1等席)
料金:18.65€
列車番号RV2022

ミラノ中央駅はオフシーズンとはいえ、混雑はやはり避けられません。近距離の車内でも、クリスマスを控えた帰省客なのでしょう、乗客は多いです。こんな時、前述もしていますが、快速の普通列車(RV)の二等車輛は座れないことがあります。イタリアの人たちは、座席に荷物を置くし、長い足を延ばして座る、そうしてゆずるということをしない。そんな光景を目の当たりにするとストレスにもなるからと、この日は一等車の席を券売機で購入しました。今更ですが、この自販機の前に立つと深呼吸をして、機械相手にご挨拶~「宜しくね・固まらないでね」と。

挨拶に気を良くしたのか、機械はスルスルと反応して切符は無事に手元に出てきましたが、実は、支払い画面を見て、しばし目が点になりました。何故か、分かるでしょうか?そう、高額紙幣が使えるのみならず、なんと「JCB」のクレジットカードが利用できる?ではありませんか。

このクレカ、イタリアのネット決済では不可だし、ホテルの支払いでさえも使えない…なのに、現地で、しかも一番トラブルの多いトレニタリアの自動券売機が受け入れている?…最新モデルの券売機だけれど…でもなぁ…避けた方が良い…と私の頭のアンテナは「不可」のマークが点灯した次第。

利用できないと、カードが戻って来ればよいけれど、万が一飲み込まれたままになるとしたら…ほんとに使えるのかどうか、興味本位で試してみたい気持ちを抑え、じゃらじゃらと貯まった小銭を投入(財布軽量作戦)してチケットを購入したのでした。

結構重要な列車番号

-続く-

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