ミラノ中央駅西口に飾られた
クリスマスツリー
2023.12.23撮影
イタリアでは、今以て(もって)駅のホームに入るまでが一苦労。切符を買って一息ついても、そこから更に列車に乗り込む、もう❛ひと手間❜が待っています。しくじると罰金も科せらる厳しい掟のあるトレニタリアです。
構内では、旅行者が一様に見上げる電光掲示板ですが、この掲示板で最終確認しないことには当の列車には乗れないのです。切符にある列車番号「RV2022」と行先そして発車時間を確かめて、先ずは運行していることに安堵しました。以前、公式サイトに記載されている列車が、掲示板に表示されないことがあったからですが、ここはイタリア、未だにこんなことが起こるのです。さて、次に待つのは何番線のホームに列車が入るのか…今更ですが、この掲示板の見方を復習です。
駅構内の電光掲示板は二種類あって
★出発時刻を見るなら「PARTENZE」(出発時間)
★到着時刻を見るならば「ARRIVO」(到着時間)
左から
★運行列車
★列車番号
★行 先
★発車時刻
★遅延時間
★列車情報
★ ホ ー ム
上記では、「トリノ行き」列車「RV2022」の発車ホームは
まだ決まっていず、掲示板をにらみつけているところです。
当日券売機で購入した
ミラノからトリノまでの
普通列車の切符
※この切符でも刻印(CONVALIDARE)は必要
電光掲示板を見ても分かるように、同時刻に発車する列車は何本もあって、この「列車番号」を確認するのはとても重要です。又現在、現地で購入した普通列車の「紙の切符」に、上記のように出発駅・到着駅とともに、日にちと時刻が印字されている場合は、当の列車にしか乗れなくなっています。
以前は、出発駅と到着駅のみの印字で、購入した切符の4時間以内なら、どの列車にも乗車可能だったのですが、電子チケットが登場したと同時に、約款が変更されました。地域によっては、以前と同じルールが適応されることもある、としていますが、「不正乗車」を防ぐ目的で、今後は、普通列車と言えども、当日窓口や券売機で購入した普通列車の切符は、順次、指定された電車にしか乗車できない規則に置き換わっていくのかも知れません。ちなみに以下は、2023.12.20にミラノからローディまで、当日券売機で購入したトレノルド線の普通電車の切符です。
トレノルドの普通電車は
2023.12.20現在
今まで通り…のようで
「刻印から6時間有効」
同日・同種類の他の列車に乗車可能
-続く-