絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

Jリーグはノンフィクションドラマだった

2005-12-04 12:05:26 | サッカー
 Jリーグはきのうの最終節まで、5つのクラブが優勝の可能性を残していた。セレッソが勝ち点1差でトップだったが、FC東京に負けてガンバが勝ったため逆転優勝となった。
 終わってから書いても説得にかけるが、最終節でのガンバの優勝は予想通りであった。セレッソは勝利続きでトップに躍り出たが、優勝目前にしたチームに対して、FC東京は簡単に勝てるチームではなかったのだ。
 ガンバは終盤負け続けたが、ひたすら勝つことで結果はセレッソの勝敗にゆだねるしかなかった。フロンターレが相手なので、力さえ出し切れば負けない相手であった。そういったチームの心理状態と、対戦相手が結果を決めたといってよいだろう。
 最終的結果は、ガンバ(60)、セレッソ(59)、グランパス(59)、アントラーズ(59)、ジェフ(59)、セレッソ(59)となった。*( )内は勝ち点。
 1シーズンになって初めての年だったが、前半はアントラーズ優位に進み、後半はガンバとなり、終盤になってガンバが失速して混戦状態になった。この経過を見ると、いかにそれぞれの試合が真剣に戦われたか、Jリーグの成熟度の現われといえよう。
 ガンバは西野監督の攻撃サッカーを貫いての優勝であり、クラブとしての喜びの大きさは、監督と選手の涙からそれを感じ取ることができた。
 優勝を関西チームが争ったことも、収穫であった。セレッソが優勝争いにかかわると、ガンバの優勝したことは、いずれも誰もが予想できないことであったに違いない。これは試合もドラマであるが、リーグそのものが長編のノンフィクションドラマのようであった。
 プロスポーツの基本である、そのスポーツの高いレベルを追い求め質のよい試合をする、ということを見た思いがするのである。

 わたしは今年もスタジアムに足を運ばなかった。自宅から1時間から1時間半ぐらいのところに、J2も含めるとスタジアムが6つあるのだが、いつも仕事をかかえている気持ちがあり、ゆとりのないせいだろう。もっぱらテレビで見てしまった。何回も今日こそは行こう、と思うことがあったが、はたせなかった。
 ジュビロはベテランの力の衰えは否めなく、なおかつ良質のゲームを求めているため、相手に脅威を与える戦い方になっていないので、結果はともなわない。マリノスは故障者のこともあるが、これまでよすぎただけに岡田監督の苦悩は強い。いずれもアジア・チャンピオンズリーグの出場という過密スケジュールで、コンディション作りが難しくスタートでつまずいてしまって立ち直れなかった。

コメントを投稿