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アジア大会、次はベトナムと

2018-08-17 10:50:07 | サッカー
 アジア大会が今日から始まるが、サッカーはすでに予選リーグが始まり、2試合を終えた。

 Dグループの日本は、初戦(14日・火)はネパールと対戦し、1-0。圧倒的にボールを支配し、シュートを20本余りした試合だった。ネパールがデェフェンスのブロックを作って固める戦術をとったが、相手エリアで単調なパス回しに終始した。格下を相手であっても、攻撃の意図を感じさせないグランダーのゆるいパスを繰り返すのに、以前の日本のポゼッションサッカーを思い出した。

 ネパールの監督は日本人の行徳浩二であり、最少失点で終えたことは好評価となろう。ネパールの選手のプレーは、前方へ蹴る、デュエルでは厳しく足を出すことが多く、ボールを奪うというよりはあたり負けないという感じ。転び方が体をかばうというよりはけがにつながるような転び方が多い。
 国内リーグがあるのかわからないが、オーバーエイジの選手は、試合慣れしているように感じたので、もしかしたらインドのプロリーグでプレーしているのかな、と想像してみた。
 サッカーの途上国との試合は、そんにことに思いを巡らして見るので、興味があるのだ。


 リーグの2戦目は(16日・木)パキスタンだった。立ち上がり得点をし、前半だけで4得点。得点機のスピードに乗ったフィニッシュは、パキスタンは対応できなかった。後半は得点できずそのまま4-0で終了。
 パキスタンはネパールとプレースタイル技術、戦術力等あまり変わらない。1対1になればアウトサイドで横に出しただけで簡単にキープし抜き去ることができる。
 初戦とメンバーを8人代えて臨んで、まだ練習の部分を再現しているような試合をしている。チームとして体験が少ないが、攻撃の工夫と変化を試されなかった。格下なので簡単にキープできるからそれに合わせた試合では、トップを目指すのには寂しい。得点を多くあげるとは限らなくとも、攻撃の多様さ、使える技術を使うといったことをしなければ、チーム力として成長していけないだろう。

 日本はU20のJリーグのみの選手で構成されている。2試合ともチーム力としては頼りなく感じたが、レベルの高いチームとは違う戦略を持ち、選手個々の戦術をともなった試合をすることを期待したい。

 2試合の勝利でトーナメントへの進出を決めたが、グループリーグ3戦目はベトナムである。べトナムはこの世代は強い。1月に中国でおこなわれたAFCのU―23大会では、準々決定勝でイラク、準決勝でカタールを破り、決勝ではウズベキスタンに敗れて準優勝だった。ベトナムではこの結果に大いに沸き立った。政府も国家的喜びとした扱いをした。
 1昨年まで三浦俊也(現在ベトナムのホーチミンシティの監督)が監督だったが、現在はパク・ハンソ(韓国)である。ベトナムはサッカー人気が高く、プロリーグも根づいている。FIFAランキングは、東南アジアではタイを抜いてトップになっている。
 ぼくは選手の能力は日本が勝るとても、これまでの2試合のような試合展開では危ないと思っている。さて、森保監督がその力を問われる試合といってよいだろう。

 試合は19日18時キックオフ。テレビ放送はBS1録画で20日0時50分から。


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