絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

やっぱり、あさのあつこの人気上昇

2005-07-22 10:49:14 | 絵本と児童文学
 昨日(21日)のおはよう日本(NHKニュース)の特集は、マンガ、児童文学などの分野の人が、小説を書き評判がよいということだった。
 あさのあつこが、少年を登場させながらもヤングアダルトに限定しない新作『福音の少年』(05年7月15日角川書店発行、1470円)を発売し、好評とのこと。発売サイン会に、サインを求める長蛇の列が映し出されていた。
 『バッテリー』の3巻までの文庫(角川)が、150万部を超えたそうだ。買い求めた人の半数が30歳以上である。文庫は大人向けに漢字を増やす等、手を加えたのも当たった一因だろう。
 また創作児童文学を中心に出版している理論社が、ヤングアダルト向けのものを大人も手に取れるよう表紙の装丁を変えたりして再版に取り組んでいるようであった。
 絵本が子どもに限定した文化財ではなく、年齢が取り払われ絵本という表現方法の本になりつつあることからしても、年齢の枠組みは溶解していくだろう。
 また、ある専門のジャンルの表現者が、そこで培われた力を他のメディアで作品をつくるということも、今後増えていくだろう。
 わたしは夏休みになったら、あさのあつこの作品のいくつかを読んでみようと考えている。

コメントを投稿