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この時期だからこそ、桜の開花便りお届けします

2015-12-29 07:00:00 | 日記
冬の桜

 今月中頃の信毎紙上に、松代の庭園で季節外れの紅梅が数輪開花している事
が紹介されていました。
例年2月下旬に咲き始めるが高めの気温が続いた為に開花した、赤みを帯びて
膨らんだつぼみも多数みられると書かれていました。

 毎週火曜日はウォーキングの途中に見かけた山野草を取り上げています。
本欄の年内最後となる今回は、一時山野草から離れて日本を代表する花、桜の話題です。

 冒頭の報道があったと同じ日、善光寺周辺をウォーキングしていたのですが、
本堂に向かって歩いていると驚きの光景が目に入りました。
 仁王門の西側にはこぢんまりしたスペースがあります。
ここは大本願の敷地に当たる場所で良寛様の詩碑が立てられ、緑鮮やかな松と
寒さを一時忘れさせてくれる赤い花が枝を飾る山茶花が植えられています。
 その横に葉を全て落とした茶褐色の枝が4m程にも伸びた桜の木が1本。
何とそこに花が咲いているのです。
大きさは1センチほどしかありません。
冬の冷たい空気の中では思い切って身を伸ばせないのか、縮こまった花びらが
少し重なりあって、ほんのりピンク色をしています。
 ソメイヨシノが青空の下で爆発したかの様に誇らしげに咲き誇る春の景色とは大違い。
時々舞い散る雪片が主役の時期に、場違いに開花してしまった我が身を恥じるかの様
にひっそりと咲いていました。

心に花が開く様

 冬に咲く種類の桜があります。
その名も「十月桜」
10月から12月の間と春が訪れた3月から4月の間、年に2回咲くそうです。
やはり春の方に勢いがある様で、冬場に開くつぼみは全体の三分の一程度、
春の物に比べて大きさも小さ目だそうです。
花は八重で淡紅色。

 10月から翌年5月まで絶え間なく花を開くのが「不断桜」
こちらは一重の白い花だそうです。
他にも「冬桜」や「子福桜」等の種類もあってこの時期各地で開花の話題を
提供しています。

 ウォーキングをしながら毎週ひとつの山野草を取り上げて話題にしてきました。
おかげで今まで名前も知らなかった草が身近な存在になりました。
花を愛でて生態を調べるのが楽しみにもなりました。
 去年までの私は道端に何が生えているか等全く関心も無く、一心に歩くだけでした。
そのままの自分であれば、ひょっとしたら桜の花など気付かずに仁王門の横を
通り過ぎていたかも知れません。
それでも何の不便も無いでしょう。
しかし桜の花に気付けた事がうれしい。
冬を過ごし春を待ち、次の1年も多くの山野草と出会える喜びに浸ります。
コメント
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