あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

定年になっても働きたい年寄りだっているんだゾ

2015-12-28 07:00:08 | 日記
セミナーに参加

 12月1日に長野市で開かれた「シニア人材+地域企業交流会 ONNCE MOORE」
に参加してきました。
少々前の話題になりますがこの時の事を記しましょう。

 毎週月曜日はウォーキングを通じて健康寿命を延ばす取り組みを書いていますが今週は、
「就業と健康寿命」です。

 セミナーは長野県庁の講堂で、一般財団法人・浅間リサーチエクステンションセンター、
長野県、公益財団法人・長野県長寿社会開発センター主催で行われました。
会には長野市や上田市の16企業と約50名のシニアの方々が参加されました。
 初めに出典企業の紹介があり、その後関心のある企業ブースで参加者が質問や面談を
行う時間が設けられました。
ここが第二の人生の働き場所を探すシニアと、シニアの経験と知識を求めている中小企業、
小規模事業者とが出会う場となりました。
 募集要項を見て紹介状を受け先方に郵送し連絡を待つ通常の手続きとは異なる画期的な
場でした。
経験を活かした就業先を求めるシニア層には非常に力強い応援団です。

長野県の問題点

 長寿県長野を支える要因のひとつに「高齢者の就業率が日本1高い」事が挙げられます。
長野県の高齢者有職率は男性が約38%、女性が約20%と共に全国1の高さです。
 一見何も問題が無さそうですが、そうでも無いのです。
全国の産業別の高齢者就業状況を見ると農業林業が101万人、この内農業従事者の
多くは自分の土地を持って以前からそれに携わってきた方々です。
つまり会社勤めを終えて第二の人生を目指す方には余り縁の無い領域です。
 長野県の高齢者就業率を引き上げている主な分野は農業従事者です。
この方々を除いた層がどれ程自分の求める就業先を得られているか、その実態を把握
して改善を目指してくれたら、ありがたい県政です。

 生きがい、仲間作り、時間の有効利用、健康の維持、経済的理由、など様々な背景を
背負って年寄りだって働きたいと思っているのです。
 今回のセミナーはその取り組みの第一歩でした。
もちろん改善すべきと思われる点はありましたが、何より第一歩を踏み出した事が
肝心です。
 次の開催を、次の一手を、次のビジョン提示を、それが阿部知事の県政に期待する
県民の小さき声です。
コメント
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