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世界一有名なプロレスラー

2015-12-18 07:00:43 | 日記
IWGP決勝戦

 一番有名な外人プロレスラーは誰でしょう?
意見はなかなか統一できないとしても、プロレスに興味の無い世間一般の人を含めて
最も知名度が高いとなれば、恐らくこの男だと多くの方が納得するのではないでしょうか。

 毎週金曜日は「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」と題してお届けしていますが今週は、
「超人」ハルク・ホーガン です。

 新日本プロレスに初来日。
マット界に旋風を起こした第1回IWGP決勝戦でアントニオ猪木を失神KOさせた試合は、
翌日の一般紙でも報じられる程の大きな事件でした。
この試合を機にホーガンの知名度はウナギのぼり、映画ロッキーにも出演しその名は世界中
に広まりました。
正にアメリカンドリームを勝ち取ったホーガンですが、昭和のプロレスファンの私には
興味の薄い存在でした。

模倣しながら果てしなく上昇

 記憶に残る昭和の名レスラーには二つの条件が必要です。
それは誰もが納得する存在感と唯一無二の必殺技です。
 鍛え上げられたホーガンの肉体は、確かに一見の価値はありました。
相撲取りでいえばアンコ型(丸い体型)から肉を絞ったハンセンに対し、ソップ型(細い体型)
に筋肉を着けたホーガンの肉体は余程見栄えがしました。

 しかし日本マットデビュー以来、先輩格のスタン・ハンセンの弟分的な位置づけだったホーガン
には、何をやっても後追いのイメージがぬぐえません。
「新しい技を開発した」と記者を集めて発表したアックスボンバーは、ハンセンの
ウエスタンラリアットの模倣以外の何物でもありません。
 更には日本語で「イチバン」と叫ぶパフォーマンスも鼻について辟易しました。

 リングを飛び出し映画界でも成功したホーガンは巨万の富と名声を手に入れました。
単純に強い物に憧れる人が多いアメリカでは引退した今でも大人気です。
 一方日本人の気質はどうしても弱い立場の者を応援したくなる、判官びいきです。
望む物全てを勝ち取ったホーガンには応援したくなる要素がもはや何も残されていません。
だから判官びいきの私は、ホーガンをひいきする気にはなれないのです。
コメント
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