独特の餌の摂り方
しばらく前にはアオサギを見かけたウォーキングコースを流れている川。
冬の訪れと共にこの場所を縄張りとする主も代わった様です。
毎週木曜日はウォーキング中に見かけた野鳥を取り上げていますが今週は、
サギ科 コサギ属 チュウサギ です。
真っ白の羽毛に包まれ、くちばしの黄色いが目立つ体長50cm程のサギです。
白鷺と言う名前は全身が白いサギの総称で、ダイサギやアマサギなどの種類が
属します。
チュウサギは河川や田などで小魚やカエルなどを、更に周囲の陸上を歩き回って
昆虫類を捕食します。
エサをいきなり口に入れずにくちばしで器用に空中に放り上げて、それを
キャッチして飲み込みます。
白い色は特別な色
自然界では時にアルビノと呼ばれる色素を無くした個体が誕生します。
白蛇や白いカラスが神の使いと言われたり、白い虎が動物園の集客の目玉となったり
しています。
それ程に白い個体は珍しい存在です。
何故ならば自然界では他の仲間と違う白色は非常に目立ち、天敵に襲われ易く
生存率が極端に低くなってしまうからです。
それなのに、白鷺の仲間が敢えて目立つ白い色をしているのは何故なのでしょう?
不思議ですよね。
理由は白鷺類の狩りの仕方にありました。
チュウサギは水田に2羽あるいは数羽がまとまって舞い降りて、餌を探す事が
あります。
エサを求めて水田を進むサギの足元から驚いたカエルが跳び出します。
それを咥えるのは横を歩く別のサギ。
つまり自分の足元よりも他人の足元の方が良く見えるので、他人が追い出した
カエルならば易々と捕まえられる、だから複数羽で狩りをすると効率が良い。
それを知った白鷺は、仲間が認知しやすい白い色に変わって存在を目立たせている、
そんな説がある様です。
色にまつわるもうひとつのお話。
チュウサギは春から夏の繁殖期に掛けてくちばしは黒、それが冬場には黄色に
変わります。
この変化は仲間のダイサギでも同じです。
これだけ極端に色が変わるのですが、こちらの色に関しては理由が良くわかって
いないそうです。
先日長野市に初雪が降った日、善光寺周辺をウォーキングしていました。
境内東側の庭園にある葉を落とした桜の樹、そこに一羽のチュウサギがとまっています。
どうやら池の小魚を狙っている様です。
狩りを目にする絶好のチャンスと喜んで、私も雪の降る中少し離れた場所に留まりました。
寒さと雪と風の中、私の我慢は2分が限界でした。
諦めて歩き出し、雪の上に100m程も続いた自分の足跡を振り返ったその時にも、
微動だにせずにチュウサギは樹上で狩りのチャンスを狙っていました。
謎を含んだまま忍耐強くチュウサギはそこに留まっていました。
しばらく前にはアオサギを見かけたウォーキングコースを流れている川。
冬の訪れと共にこの場所を縄張りとする主も代わった様です。
毎週木曜日はウォーキング中に見かけた野鳥を取り上げていますが今週は、
サギ科 コサギ属 チュウサギ です。
真っ白の羽毛に包まれ、くちばしの黄色いが目立つ体長50cm程のサギです。
白鷺と言う名前は全身が白いサギの総称で、ダイサギやアマサギなどの種類が
属します。
チュウサギは河川や田などで小魚やカエルなどを、更に周囲の陸上を歩き回って
昆虫類を捕食します。
エサをいきなり口に入れずにくちばしで器用に空中に放り上げて、それを
キャッチして飲み込みます。
白い色は特別な色
自然界では時にアルビノと呼ばれる色素を無くした個体が誕生します。
白蛇や白いカラスが神の使いと言われたり、白い虎が動物園の集客の目玉となったり
しています。
それ程に白い個体は珍しい存在です。
何故ならば自然界では他の仲間と違う白色は非常に目立ち、天敵に襲われ易く
生存率が極端に低くなってしまうからです。
それなのに、白鷺の仲間が敢えて目立つ白い色をしているのは何故なのでしょう?
不思議ですよね。
理由は白鷺類の狩りの仕方にありました。
チュウサギは水田に2羽あるいは数羽がまとまって舞い降りて、餌を探す事が
あります。
エサを求めて水田を進むサギの足元から驚いたカエルが跳び出します。
それを咥えるのは横を歩く別のサギ。
つまり自分の足元よりも他人の足元の方が良く見えるので、他人が追い出した
カエルならば易々と捕まえられる、だから複数羽で狩りをすると効率が良い。
それを知った白鷺は、仲間が認知しやすい白い色に変わって存在を目立たせている、
そんな説がある様です。
色にまつわるもうひとつのお話。
チュウサギは春から夏の繁殖期に掛けてくちばしは黒、それが冬場には黄色に
変わります。
この変化は仲間のダイサギでも同じです。
これだけ極端に色が変わるのですが、こちらの色に関しては理由が良くわかって
いないそうです。
先日長野市に初雪が降った日、善光寺周辺をウォーキングしていました。
境内東側の庭園にある葉を落とした桜の樹、そこに一羽のチュウサギがとまっています。
どうやら池の小魚を狙っている様です。
狩りを目にする絶好のチャンスと喜んで、私も雪の降る中少し離れた場所に留まりました。
寒さと雪と風の中、私の我慢は2分が限界でした。
諦めて歩き出し、雪の上に100m程も続いた自分の足跡を振り返ったその時にも、
微動だにせずにチュウサギは樹上で狩りのチャンスを狙っていました。
謎を含んだまま忍耐強くチュウサギはそこに留まっていました。