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カイツブリ記憶術

2015-12-17 07:00:04 | 日記
水鳥観測池

 車で20分、歩くとかなりな距離のある場所に水鳥を観察できる池があります。
先日思い切ってそこまで歩いてみました。

 毎週木曜日はウォーキング中に見かけた野鳥を取り上げていますが今週は、
カイツブリ科 カイツブリ属 カイツブリ です。

 岸辺には鳥を驚かさずに観察できる小屋が設けられていました。
親切な事にここで見られる代表的な水鳥5種の絵が展示され、簡単な説明文も
添えられています。
 前にも記したように私、望遠鏡恐怖症の新米バードウォッチャーです。
歳相応に衰えた眼で必死に水辺を探るのが得意の観察法です。
 そんなですから何種類かいる鳥たちの大まかな色とシルエットしか判別できて
いません。
その僅かな特徴と展示された絵を見比べて、消去法で辿り着いたのが「あれは
カイツブリ」の結論でした。

 オスもメスも全体が黒褐色の地味な鳥です。
つがいで水の上を滑らかに移動しながら時々潜り込んで餌を取っている様子です。

 カイツブリの名前で思い出すのは小学校の国語の時間。
「カイツブリ日記」だったか「カイツブリの観察」だったかは定かではありませんが、
教科書に載っていた文章を思い出します。
 内容は「親鳥は仲良く水草の上に巣を作ります」「孵ったヒナを時には背中に
乗せて温めたり敵から守ったりします」
その程度しか覚えてはいませんが。

記憶のメカニズム

 先週一週間の食事メニューを思い出せ、と言われても半分程度しか出てこないでしょう。
酷い時には昨日の事でさえ思い出せません。
それなのにどうして40数年も昔の大して好きでも無かった国語の授業の内容を
思い出せるのでしょう?

 昔は記憶力が良かったけれど歳と共に覚えが悪くなった、そう考えて納得してしまいます。
ところが!
そうでは無い!
と言います。

 今も昔も記憶する力はほとんど変わっていない、変わったのは記憶を引っ張り出す力が
衰えたのだ、と聞きました。
それによると記憶は脳の中の沢山ある引き出しの中にしまわれる。
その記憶を思い出したい時頭の中では、記憶の目次を見る、対象の引き出しを探し出す、
中身をそこから取り出す、一連の行動が為されているそうです。

 その取り出す力は昔は強かったけれど、最近は歳と共に弱くなった、だから昔の記憶の
方が出て来易いのだそうです。
昔の記憶は鮮明なのに最近の記憶が不確かになのは頭の中から出てこないだけ。
頭の中にはしっかりと仕舞われているのです。
 60過ぎの私たちに必要なのはこの記憶を引き出す力を鍛える事なのだそうです。
これはありがたい話。
カイツブリ記憶術とでも題して鍛え方を調べて行くつもりです。
コメント
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