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諏訪上空を羽ばたく鳥の王者、グル

2015-12-24 07:00:08 | 日記
オオワシとくればグル

 毎週木曜日はウォーキングの途中で目にした野鳥を取り上げています。
このテーマの年内最後となる今日はウォーキング中に見た事は無いけれど、
時期になると必ずニュースで報道されるので県民には馴染深い鳥、 
タカ科 オジロワシ属 オオワシ です。

 毎年12月になると諏訪地方に国の天然記念物のオオワシ・グルが飛来し、
翌年の3月中旬まで留まります。
 1999年の1月に諏訪湖上で衰弱したところを保護され、回復後に放たれました。
以来毎年飛来を続けて今年で17季連続となるそうです。
保護された際に「グル」と鳴いたのでこの愛称が付けられた話は有名です。
体全体は黒褐色、主翼の前の部分と尾羽が白く、くちばしが黄色の1m程に
なる大きな鳥です。

 何度も聞き知った報道内容ですが、良く考えると知らない事も多くあります。
グルは何処から来て何を食べて何処で体を休めているのだろうか。
グルの仲間は全国でどれ程いるのだろうか。
 調べると、イヌワシの国内生息数はおよそ5000羽。
夏はロシア東部で大木の上に巣を作り繁殖活動を行います。
もっぱら動物食でサケなどの魚を好んで食べます。
カモの仲間や時には子供のアザラシやホッキョクキツネ等を襲って食べる事もあります。

 寒さの厳しい時期になると南下を始めて主に北海道で越冬を行います。
一部は本州まで移動する個体もあり、グルはその中の一羽です。
諏訪湖周辺でも魚を捕まえて食料にしており、湖上で獲物を狙う姿が良く観察されています。
夕刻になると市内上空を滑空して水辺にある樹上のねぐらに向かいます。
 オオワシの寿命は良く分かっていないので貴重なデーターにもなる、とグルの
飛来継続が期待されています。

オオワシとくればちゃんこ

 年配の長野県民はもうひとつの「オオワシ」を思い浮かべるかもしれません。
佐久市出身で昭和の時代に幕内で活躍した「大鷲平」(おおわしひとし)氏です。
 190cm、112kgのソップ型の体型ながら、16年と2か月無欠場を
続けた根性の人でもありました。
 当時の信毎には場所中大鷲の話題が欠かさず掲載されていましたが、現役を引退
した後はほとんど記事を見かける事も無くなりました。
今年、木曽出身の御嶽海が関取になり連日大きく報道されました。
その中に大鷲氏が力士の立場から稽古の仕方や大一番を迎える心構え等を、
分かり易く解説している記事を発見して懐かしく読ませて頂きました。

 来月からの初場所では御嶽海の活躍に伴って大鷲氏の登場も増えるでしょう。
古くからの相撲ファンにはこちらも楽しみです。
コメント
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