州によって教育内容が違う
アメリカの学校の何割かでは進化論を教えていない、この世の全ては神が
造り出したので進化論は間違っていると考える「創造論」を教えている、と
聞くと大抵の方は「嘘だろ」「アメリカってそんなに教育水準が低いのか」
驚くと思います。
しかしこれは事実。
州によっては法律で進化論の授業を禁止しているそうです。
当たり前の様に進化論を学んだ日本人にはひどく歪んだ教育に見えます。
ところが探せば日本中の何処にでもいる虫、我が家の庭にも生息する昆虫が
進化論では説明できない生態をしている、と聞くとこれまた「嘘だろ」と
思わずにはいられません。
ミイデラゴミムシは体長3~4cmの夜行性の甲虫です。
昼は石の下などに潜んでいます。
小学生の頃、この虫を捕まえようとして仰天の反撃を食らいました。
ミイデラゴミムシを摘もうとした指先に、鋭い針で刺された以上の経験の無い
激痛が走りました。
虫には針も牙も見えず、どんな風に攻撃したのか見当もつきませんが、悠然と
歩き去る虫が何かをした事だけは分かりました。
後年驚きの生態を本で知りあの時の痛みを思い出しました。
体の中に化学工場
ミイデラゴミムシは体内でセ氏100度の高温ガスを作って敵に噴きつける
恐ろしい攻撃手段を持っていたのです。
その仕組みは実に複雑です。
先ずハイドロキシンと過酸化水素水の2種類の液体を体内に安定した状態で
保持します。
敵の接近を察知するとお尻の噴射チューブにこの液体を押し出し、更に酵素を
加え刺激性を持つ高温の科学物質に変化させます。
次に噴射チューブを開いて狙った敵に噴射します。
この一連の作業を一瞬で行います。
進化論ではこの虫は進化の中でこの攻撃手段を手に入れたと説明します。
しかし混合装置と噴射装置はいずれも完成した物でなければ、体内にあるだけで
ミイデラゴミムシの体が吹き飛んでしまいます。
徐々に改良を加えて完成品を手に入れたとは考えにくいのです。
ある瞬間にいきなり完成品の器官を手に入れなければ、液を混ぜる事も高温ガス
を発射する事も出来ません。
だからミイデラゴミムシは神がこの世の全てを造りだしたとする「創造論」の
有力な証拠とされているのだそうです。
進化論と創造論のいずれが正しいのか、私には見当もつきません。
しかし人類の起源や宇宙の誕生に思いを巡らさずにはいられない存在が、我が家の
石ころの下に潜んでいるとは、何とも愉快な話です。
アメリカの学校の何割かでは進化論を教えていない、この世の全ては神が
造り出したので進化論は間違っていると考える「創造論」を教えている、と
聞くと大抵の方は「嘘だろ」「アメリカってそんなに教育水準が低いのか」
驚くと思います。
しかしこれは事実。
州によっては法律で進化論の授業を禁止しているそうです。
当たり前の様に進化論を学んだ日本人にはひどく歪んだ教育に見えます。
ところが探せば日本中の何処にでもいる虫、我が家の庭にも生息する昆虫が
進化論では説明できない生態をしている、と聞くとこれまた「嘘だろ」と
思わずにはいられません。
ミイデラゴミムシは体長3~4cmの夜行性の甲虫です。
昼は石の下などに潜んでいます。
小学生の頃、この虫を捕まえようとして仰天の反撃を食らいました。
ミイデラゴミムシを摘もうとした指先に、鋭い針で刺された以上の経験の無い
激痛が走りました。
虫には針も牙も見えず、どんな風に攻撃したのか見当もつきませんが、悠然と
歩き去る虫が何かをした事だけは分かりました。
後年驚きの生態を本で知りあの時の痛みを思い出しました。
体の中に化学工場
ミイデラゴミムシは体内でセ氏100度の高温ガスを作って敵に噴きつける
恐ろしい攻撃手段を持っていたのです。
その仕組みは実に複雑です。
先ずハイドロキシンと過酸化水素水の2種類の液体を体内に安定した状態で
保持します。
敵の接近を察知するとお尻の噴射チューブにこの液体を押し出し、更に酵素を
加え刺激性を持つ高温の科学物質に変化させます。
次に噴射チューブを開いて狙った敵に噴射します。
この一連の作業を一瞬で行います。
進化論ではこの虫は進化の中でこの攻撃手段を手に入れたと説明します。
しかし混合装置と噴射装置はいずれも完成した物でなければ、体内にあるだけで
ミイデラゴミムシの体が吹き飛んでしまいます。
徐々に改良を加えて完成品を手に入れたとは考えにくいのです。
ある瞬間にいきなり完成品の器官を手に入れなければ、液を混ぜる事も高温ガス
を発射する事も出来ません。
だからミイデラゴミムシは神がこの世の全てを造りだしたとする「創造論」の
有力な証拠とされているのだそうです。
進化論と創造論のいずれが正しいのか、私には見当もつきません。
しかし人類の起源や宇宙の誕生に思いを巡らさずにはいられない存在が、我が家の
石ころの下に潜んでいるとは、何とも愉快な話です。